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ウィズコロナ時代のテレワーク取材、新たな相棒に選んだ「Surface Pro X」

【Surface Pro X】

 コロナ禍によって、我々の仕事もオンラインが当たり前になってきた。記者会見や製品発表会などはオンラインで開催されるのがほとんど。日本マイクロソフト・TeamsやGoogle・Meet、Zoomなどで動画のプレゼンを視聴しつつ、オンラインで挙手をして質問をするという感じ。

 個別の取材なんかもほとんどがオンラインだ。

 オンラインになったことでの欠点といえば、会見後、関係者に「雑談」できなくなったことにある。会見中に語られなかった裏話や業界の噂話など、会見後、立ち話をすることで、次の取材や原稿に繋がるネタに出会えることがある。オンラインだと「退出」ボタンを押したら、即バイバイなので、そうした小ネタが拾えなくなっているのは明らかにマイナスだったりするのだ。

 一方で、「気軽に担当者に話が聞ける」という点においてはテレワークのメリットだったする。先日も発表されたリリースに対して、広報さんに質問メールを投げて回答を待っていたところ「この案件に対して、社長が石川さんと話したがっているので、お繋ぎします」と、30分後に社長との電話インタビューが実現してしまった。この時、広報さんも社長さんもテレワークのようだった。普段は多忙でスケジュールがびっしり詰まっている社長さんクラスも、ここ最近はテレワークで社外の人と会う機会も減っているのかも知れない。そのため、スケジュールに余裕があるせいか、こうした「飛び込み取材」にも応じてくれるようだ。

 通常、社長クラスにインタビューをお願いしようとなると、2ヶ月先の日程を提案されたりする。担当者レベルでも1〜2週間後が当たり前だ。テレワークになり、臨機応変、即座に社長や担当者に直接、話が聞けるのはテレワーク取材の大きなメリットだと感じている。

 そんな中、テレワーク取材をもっと快適にしようとパソコンを新調することにした。

 選んだのは、日本マイクロソフトのSurface Pro X。何と言っても、Snapdragonをベースとした「Microsoft SQ1」がチップセットして採用されており、LTE通信が内蔵されているというのが魅力であった。

 Surface Pro Xは発表時から購入しようと検討していたのだが、なかなか決断できないでいた。しかし、先日発売となったLTE通信内蔵の「Surface Go 2」を触ったところ、「これもLTE内蔵で一瞬、欲しくなったが、やはり買うなら高性能で省電力じゃなきゃ」ということで、これまで決断できずにいたSurface Pro Xの購入を決めたのだった。

 まだまだ、頻繁に外出できる雰囲気ではないが、今後、テレワークは自宅から出先、旅先などに移ってくるのは間違いない。その時、Wi-Fi環境がなくても、すぐにネットにつなげるということでLTE内蔵モデルは必須と考えていたのだった。

 実際にSurface Pro Xを使ってみたところ、確かにAdobe系のアプリはつかないなどの欠点はあるものの、個人的には不便には感じていない。それよりも、いつでもどこでも繋がる安心感の方が優っている。

 ビデオ会議をしていても、パソコンからファンの音が発生しないのがいい。

 ちなみに、SIMカードは楽天モバイルを使ってみたり、NTTドコモの5Gギガホとセットになっているデータプラス契約のSIMカードを挿したり、時々、IIJmioのeSIMでも運用している。

 せっかくなので、ヘッドフォン環境も新しくすることにした。

 これまた日本マイクロソフトの「Surface Headphone 2」を購入したのだった。

 ノイズキャンセル機能を載せたヘッドフォンなのだが、左耳のカップ部分を捻ることで、ノイズキャセルのかかり具合を調整、右耳のカップ部分を捻ることで、ボリュームを調整できるようになっている。この直感的な操作体系が結構、便利なのだ。

 ノイズキャンセル機能により、家族がテレワークでプレゼンをしている声も気にならなくなり、自宅で集中できるようになった。

 これからは、テレワーク取材が増えてくることで「セルラー内蔵パソコン」「ノイズキャンセルヘッドフォン」という組み合わせでの仕事が当たり前になってきそうだ。