みんなのケータイ

自動販売機アプリ接続のワクワク感に勝る、ICカードのサクサク感

 「Coke ON」に対応するコカ・コーラの自動販売機で飲み物を購入する機会が増えてきました。

 そのきっかけは、アプリ内に登録したICカードで支払いすると自動的にスタンプがたまる「Coke ON IC」の対応カードに、交通系ICカードのSuicaが追加されたことです。

Coke ON ICにSuicaを登録して決済

 Coke ON ICは、Suicaに対応する前から楽天Edy、nanaco、WAON、PASMOなどのICカードを登録することができましたが、これらの対応カードの中には筆者が普段使いしているカードが無かったため、Coke ON ICにカードは登録せずに、アプリ上でPayPayやLine Payを使って決済する「Coke ON Pay」を利用していました。

 Coke ON Payは、Coke ONアプリにPayPayやLINE Payなどの決済サービスを通じて飲み物を購入すると、通常よりもスタンプが多く獲得できるキャンペーンが多数開催されていたほか、PayPayなどの決済サービス側でも還元キャンペーンが多く開催されたため、時間の余裕があればなるべくCoke ON Payを利用して飲み物を購入していました。

2019年秋に開催された「Coke ON Pay秋のペイ祭り」
2020年2月に開催された「PayPayで50%還元」

 しかし、アプリを利用してスマートフォンと自動販売機を無線接続するCoke ON Payは、どうしてもスマートフォンと自動販売機の接続がスムーズにいかないことがあり、次の人が購入を待っている場合や時間的に余裕が無いケース、道路脇で小さな子どもから目を離せないケースでは、Coke ON Payを諦めてSuicaやiDなどの電子マネーで購入することが何度もあり、そのたびにちょっと損をした気分に。

自動販売機との接続に時間がかかったり失敗するケースも多々

 これに対して、Coke ON ICに登録した交通系電子マネーでの支払いは、アプリ上でICカードの事前設定さえ済ませておけば、自動販売機で飲み物を購入する都度アプリを立ち上げる必要が無くなり、ストレスを溜めることなくスタンプが貯まるようになっています。

 自動販売機を目の前にしながらアプリを立ち上げてスマートフォン上で購入手続きをする「Coke ON Pay」には若干未来を感じつつも、自販機のボタン押した方が簡単かつ早いのは明らかで、余計な手間を増やさずにスタンプが貯められるのはスマートと言えるでしょう。でも、「○○Payで20%還元」と言われると、つい誘惑に負けてアプリを立ち上げてしまいそうです。