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「AQUOS sense3」のスクロールオートをあらためてチェック

【AQUOS sense3 SH-02M】

 シャープ製のスマートフォンでは以前から、スクロールオートという機能が搭載されていました。もちろん「AQUOS sense3」でも利用できます。

 「前からある機能だよな」とスルーしてはいけません。本誌によるインタビューで、シャープの中の人が「スクロールオート、強化されてるのでオススメ」と語ってくださったのです。話を聞くと、ふむふむ、スクロール時の最大速度がアップして、一時停止ができるようになったと。つまり、本誌の記事や、Twitterのように、縦へどんどんスクロールしたくなるコンテンツが、さらに見やすくなったというお話なんです。

 じゃあどうやって利用できるようになるのか。設定メニューの中にある「AQUOS便利機能」にアクセスすると、一瞬、ON/OFF設定などの項目に目をとられてしまいますが、そのすぐ上に使い方の案内文があります。ざっくり言えば、オートスクロールしたい場面で「上下にゆっくりスクロールしていると、ボタンが表示される」という操作です。

 ちなみにオートスクロールをONにするアプリ、OFFにするアプリもその設定から選べます。筆者はブラウザやTwitterアプリで利用するつもりで選択完了。

 そして操作してみると、最初はちょっと感覚がつかめず、指を大きくフリックしたりしましたが、「あ、そうだ、ゆっくりスクロールするんだった」と思い直して、実際にあまり大きく動かさず、ゆっくりとスクロールする操作をしてみたら、画面上に丸に矢印のボタンが表示されました。そこへ指を滑らせれば、オートスクロール開始です。

 すると、ホントにすごい速度でスクロールし始めます。いや、読めなくはないけども、これは筆者には速すぎる! どうすれば! と焦っていると、画面上にプラスとマイナスのボタンがある。ピンと来てタップしたら、そう、これで速度を変える、というわけです。

 どのあたりのスピードがちょうど良いかは、利用する方によって違うでしょう。筆者は4か5といったあたりが快適な印象を受けましたが、これも慣れてくれば、もっと速くて平気になるのかも。

 で、確かに使ってみると、新たに追加された一時停止は良い感じ。ちょっと目を離す前にタップして、また再開……なんて使い方も思いのままです。

 ちょっとした機能ですし、同様の機能を提供するアプリもありますが、こういう気配りがオリジナルの要素となって、愛着を持ってもらえれば……というのが開発者の想いだそう。せっかくなので、こういう機能は積極的に使ってみたいところです。