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実はAndroid 10のような操作ができる「OPPO Reno A」

【OPPO Reno A】

 10月に発売されたSIMフリースマホ「OPPO Reno A」は、Snapdragon 710に6GBメモリと十分なスペック、防水やFeliCaといった日本仕様もしっかり盛り込んで3万円台というお得感のある機種です。

OPPO Reno A

 指原莉乃さんを起用したCMの効果もあってか、注目度は高い様子。YouTubeやTwitterの公式チャンネルで公開されているロングバージョンには「Reno Aが自己紹介する」パートがあるのですが、このReno A(CV:悠木碧)に心を掴まれた人もいるかも。

 筆者は、発売から少し経って入手しやすくなってきた12月頭に遅ればせながら購入しました。「いろいろと余裕のスマホ」と謳うReno Aのスペックや機能、カメラ性能などについては既に他の記事で紹介されているのでそちらに譲りますが、今回はあまり目立つ機能ではないものの使いやすいと感じたナビゲーションキー関連の設定を紹介したいと思います。

ナビゲーションキー
スワイプアップジェスチャ

 OPPO Reno Aに搭載されている「ColorOS 6」は、ナビゲーションキーの設定項目が豊富。初期状態では「アプリ履歴」「ホーム」「戻る」の3ボタンですが、Android 9で追加された2ボタン操作も選択できますし、左右の配置を入れ替えてAndroidの標準仕様と同じ並びにすることも可能です。

 さらに、「スワイプアップジェスチャ」「両側からのスワイプジェスチャ」という2種類のジェスチャー操作もあります。「スワイプアップジェスチャ」は左下、中央、右下から真上にスワイプすることで3つのキーの代わりになるモードで、他の機種で言えばGalaxyシリーズの「One UI」に搭載されている独自のジェスチャー操作に近い使い勝手です。

Pixel 3a(Android 10)とOPPO Reno A(Android 9)

 では、もうひとつの「両側からのスワイプジェスチャ」はどんな操作なのかというと、Android 10標準のジェスチャー操作とほぼ同じように使えます。つまり、左右の端から内側にスワイプすると「戻る」、下端から上にスワイプすると「ホーム」、ホームと同じ操作をして少し指を止めると「アプリ履歴」という操作です。

 Android 9では2ボタン、Android 10ではジェスチャー操作と直近のバージョンで一気に操作方法が多様化したので、複数台持ちだと持ち替えた時にちょっと戸惑うことがあります。筆者はAndroid 10の「Pixel 3a」や「Pixel 4 XL」とAndroid 9の「OPPO Reno A」を併用していますが、この設定のおかげで違和感なく行き来できています。

 ColorOS 6の「両側からのスワイプジェスチャ」とAndroid 10の「ジェスチャー ナビゲーション」の操作はほぼ同じですが、ColorOS 6のジェスチャー操作のほうが便利なところもあります。

 まず、画面下部にバーが表示されない全画面表示が基本なので、Android 10のジェスチャーでは未対応のアプリなどでたまに起こる「横向き表示のときに邪魔な帯が入る」ということはありません。なお、バーがないので「ひとつ前に使ったアプリに戻る」操作は異なり、「ひとつ前の画面に戻る」操作をしたまま少し待つと前のアプリに戻ります。

 また、「両側からのスワイプジェスチャのミスタッチ防止」という機能があり、横向き表示中は「戻る」の誤操作を防ぐことができます。横スワイプの操作があるリズムゲームや、バトルロイヤルゲームの視点切替などで「戻る」操作と認識されてしまうのを防止できます。

 「Android 10の機種と併用する」あるいは「Android 10の機種から買い換える」というのはレアケースかと思いますが、先述の通り、OPPO Reno A(ColorOS 6)のナビゲーションキーは設定できる操作方法が豊富です。

 買い替え前のメーカーやOSバージョンを問わず、多くのケースで以前と同じ操作ができるというのは、慣れやすさや使いやすさにつながるのではないでしょうか。