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ビデオカメラの代わりにもなるかもしれないAQUOS R3

【AQUOS R3】

 スマートフォンで動画を撮ると本体が熱を持ったりだとか、途中で撮影が止まっちゃったりしたという経験をした人は少なくないのではないでしょうか。

 かつてスマートフォンは、なにかと熱くなりがちでした。その筆頭がビデオ撮影で、撮影中に高温でカメラが止まるということも機種によっては頻発していた気がします。

AQUOS R3のカメラ。上は動画専用、下は写真用の標準カメラ

 そこに来て「AQUOS R3」は良い。先日、とある取材中に「AQUOS R3」を使い取材内容をすべて録画するということを試みました(後で内容を確認するため)。フルHDで2時間弱に渡って録画し続けていたのですが、びっくりするほど熱くなりません。「撮ってるよね?」と思うほど。もちろん、「本体の温度が……」などとメッセージとともにカメラが停止することもありませんでした。

 とはいえ、さすがにまったく温度上昇が起きないわけではなく、強いて言えば「ぬるい」。しかしながら、涼しい空調が効いた部屋の中だったことを考慮しても、フルHD撮影という比較的に高負荷な作業を課していることを鑑みると、非常に優秀と言えるでしょう。ちなみにバッテリーも録画終了時点で半分ほど残っていました。

 「AQUOS R3」では排熱設計を重視しており、ゲームなども長時間に渡って快適にプレイできるというのがアピールポイントのひとつ。公式サイトによると、前モデル「AQUOS R2」に比べて表面温度は5度ダウンしたとのこと。この排熱設計はカメラ撮影にも有効に働いているようです。

ファインダー左側にAIのオンオフスイッチ

 一昔前なら、子供の運動会のためにデジタルビデオカメラを買って2~3回使ってそれっきり、なんてことも珍しくなかったのではないかと思います。筆者の家にも、購入しておきながら大して使われなかったハンディカム(miniDVテープ)があります。しかし「AQUOS R3」を持っておけばもうビデオの撮影なんかこれ1台で済んでしまうかもと思ってしまった出来事でした。

 ちなみに取材中、ずっと「AIシャッター」が動作していました。いまさら説明する必要もないかもしれませんが、シャッターチャンスを認識して自動的に写真を撮影してくれる機能です。コロコロと表情が変わる子供のスナップショットなどにおすすめです。

画質の目安が表示されている。専門知識がなくともわかりやすい

 取材終了後、「AQUOS R3」を操作してみると取材先の企業様の担当者の方のなんとも言えない微笑みが20~30枚に渡って記録されておりました。真面目な事業の取り組みの説明中にふとこぼれるかすかな笑みも逃さない。これなら子供の笑顔を逃すはずがありません。