「迷惑電話」を教えてくれるPixel 3aの着信履歴

　「Pixel 3a」の電話機能には、かなり便利な「迷惑電話対策」が実装されています。着信履歴に、知らない電話番号からかかってきてもその番号の属性を表示してくれるという機能です。

　たとえば、とある電話番号からの着信に応対できなかったのですが、「この番号は迷惑電話だよ」と履歴に表示されるのです。

　筆者は、電話をいただいて取り損ねたら、できるだけこちらからあらためてかけ直すようにしているのですが、このように迷惑電話だと分かっていたら相手にしなくて済みます。

　他にも、049-……と電話をかけた場合、市外局番から「川越」と表示してくれたりもします。

　ちなみに迷惑電話と表示されずに応対した相手が、迷惑電話だった場合には「通話を迷惑電話として報告する」こともできます。

　Pixel 3シリーズでは本機能が使えると以前から聞いていたので「そうか、この機能はAndroid 9 Pie で使える機能なのだな」と思っていましたが、筆者の使うもう一台のスマートフォン「AQUOS sense2 SH-01L」をAndroid 9へアップデートしたところ、同様の機能はありませんでした。

これがAQUOS sense2 SH-01LのAndroid 9.0での着信履歴画面。以前のバージョンと変わりません

　あれ、それじゃ、Pixel3/3aのこの機能って……？　とググってみると、「発信者番号と迷惑電話対策の機能を使用する」というヘルプページが見つかりました。どうも本来のAndroidでは6.0以降でこの機能が実装されており、デフォルトでオンになっているようなのですね。

　ホームアプリや通話アプリは、メーカーごとに開発されたりカスタマイズされたりすることが多いようで、AQUOS sense2だけではなく、これまで筆者が使ってきたAndroidスマートフォンでは、本機能がサポートされていなかったと記憶しています。キャリアによっては「迷惑電話」を通知したりブロックしたりする機能もありますが、便利ですので、より多くの機種で使えるようになるといいですね。