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ナビ付き新車に買い替えてもAndroid Autoが手放せない

【ZenFone 5 ZE620KL】

カーナビ付きの車に買い替えても、やっぱりAndroid Autoを愛用中

 本連載でもすでに何度か書いているのですが、筆者は無料のカーナビアプリ「Android Auto」が大好きです。最大の魅力はGoogleマップとの連携性。普通にGoogleマップで検索した際の履歴や、スター登録(お気に入り登録)したスポット情報がAndroid Autoとしっかり共有されているので、カーナビ利用の要である「目的地指定」がとにかくスムーズなんですね。もちろん、音声入力もバッチリ。Android端末をお持ちの方なら是非一度試していただきたいアプリです。

 さて唐突ですが、筆者はこのほど自家用車を買い替えました。もともとAndroid Autoを使い始めたのは、以前使っていた車の後付けナビが故障したことが原因でした。その時点で同じ車に20年近く乗り続けていたため、修理するにも買い直すにもタイミングが悪い。そんな中でAndroid Autoを試したら便利すぎてビックリ! ……という訳です。

 新車の方には、ディーラーオプションのナビを装着。さて、これでAndroid Autoのお役も御免かなと考えていたのですが、いやなかなかどうして。結局、新車の方にもスマホ車載スタンドを取り付け、遠出する度にAndroid Autoを使っております。前述のGoogleマップ連携もそうですが、専用の音楽再生画面が出たり、なにかと便利なんですよね。

Galaxy S8と比べ、ZE620KLは画面サイズ・横幅・重量がアップしているので、スタンドに取り付けてみると、剛性感がやや頼りない

 今回は、ZenFone 5(ZE620KL)を市販の車載スタンドと組み合わせてみました。画面サイズが6.2インチなので、普段私が使っているGalaxy S8と比べるとやはり大きく感じます。とはいえ、運転中は画面だけを注視する訳ではないので、極端に視認性が変わる印象もありません。

 アプリとしてのAndroid Autoですが、やはり日々修正・更新がかけられていまして、少しずつ使い勝手が変わってきています。最近一番目立った変化は「レポートの追加」機能。ナビ画面に新しいアイコンが表示されるようになり、これをタップすると「衝突事故」「スピード違反取り締まり」のどちらかを簡単にレポートできます。

 このレポート、Googleマップアプリにも反映されるようです。先日都内を散策しているとき、何気なくGoogleマップアプリを開いたら、事故を示すアイコンが表示されていました。「1人のユーザーが報告」「前回の報告:17分前」などと付記されていたので、恐らく誰かのレポートが元になっているのでしょう。まだ筆者はAndroid Auto利用中にこれらの情報に遭遇したことはないのですが、もしかしたら「○○m先、スピード違反取り締まり中です」とか、音声で案内してくれるのでしょうか? 謎です。

吹き出し風のアイコン(画面右側)をタップすると、このように「レポートの追加」ができます
レポートは集計され、Googleマップなどに表示されるようです。この情報を見る機会自体、まだまだ少ないため、渋滞回避リルートなどに反映されるかは不明

 こんな具合にAndroid Autoの進化に目を細めつつも、それでもやっぱりディーラーオプションナビも必要でした。というのも、バックカメラの映像をAndroid Autoアプリに表示することは(今のところ我が家の装備では)できません。また、有料高速を回避したい場合のルート選択なども、ディーラーオプションナビのUIの方がこなれている印象。

 そんな具合ですから、1台の車で2つの地図を表示する日々はまだまだ続きそうです。