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ZenFone 5でテザリングを満喫

【ZenFone 5(ZE620KL)】

楽天モバイルからの初回請求も無事行われました。契約したのは8月中旬でしたが、この通り日割りはなし

 ZenFone 5に楽天モバイルの通話SIMを挿して使うようになってから、だいたい1カ月が経過しました。初回事務手数料などを含む請求の第1弾も楽天から届き、利用サイクルを一通り確認できた……といったところです。そういえば、請求内容などの確認を行うためのサイト「メンバーズステーション」のドメインが今でも「fusioncom.co.jp」(旧フュージョン・コミュニケーションズ時代のドメイン)だったのにはちょっと驚きましたが。

 さて本題。先日、ZenFone 5で初めてテザリングをしてみました。最近は色々なところに公衆無線LANが入っていますが、セキュリティやら、いざ接続したら速度が出ないとか、色々気を使います。ならばMVNO回線と安いSIMフリー端末を組み合わせて、モバイルルーター的に持ち運べば、故障時のバックアップにもなって良いのでは? と最近考えている次第です。

 auやソフトバンクとは異なり、楽天モバイルではテザリング利用による月額手数料が設定されていません。ここはもう明確なアドバンテージですね。ちなみに、楽天モバイルとしての動作確認済み端末のページを覗けば、テザリングのサポート状況も確認できます。よっぽど古いドコモ製端末でなければ特に問題なく動くとは思いますが……。

 ZenFone 5のテザリング設定は極めてオーソドックス。無線帯域は2.4GHz/5GHzのいずれかを選べますし、無接続が続いた場合のタイムアウト時間、許可した端末のみ接続を許すといった設定も、もちろんできます。

ZenFone 5のテザリング設定。ごくごくオーソドックスなものです
ネットワーク名(SSID)やパスワードも当然変更可能

 一方、新鮮だったのが、QRコードによるセットアップ機能です。ZenFone 5の設定メニューから専用のQRコードを表示し、子機(テザリングを使いたい端末)から読み取ると、子機側のWi-Fi設定メニュー立ち上げからSSID・パスワード入力などの流れをほぼ自動でやってくれます。

 この機能、「自動でWi-Fi設定メニューを開く」という仕組み上、QRコードリーダー側でなんらかの権限がなければ、動作しないとみられます。実際、手持ちの端末で試してみたところ、Galaxy S8のBixby Vision(純正カメラアプリと連携する画像認識機能)利用時は動作するものの、アララ社製の「Q」アプリではQRコード読み込み自体が上手く動作しませんでした。またiPhone 7(iOS 11.4.1)の標準カメラからは、読み取り・設定まで正常に機能しました。

 とまぁ説明できるのはこんなところでして、拍子抜けするくらい手順は簡単です。かつて、ドコモ端末にMVNOのSIMを挿してもテザリングできない時代を経験したため、なんだかんだでダメなんじゃ? と心配していましたが、その不安も解消しました。

 ただやっぱり、テザリングはなんだかんだで容量を食いますね。WindowsノートPCを2時間ほど繋いだだけなんですが、450MBほど消費しました。ICレコーダーの音声をクラウドにアップロードして際の約100MBはいいとして、そこにWindows Updateが重なったようです。常用するためにも、よくよく設定を詰めなければ……。

子機設定用のQRコードが発行できるのは、初の経験でした
使用パケット量を示す折れ線グラフがグッと上昇してますが、わずか数時間のテザリングでこれ。Windows Updateとかクラウドの同期タイミングとか、色々注意しないといけませんね