みんなのケータイ
iOS似ている? OPPOのColor OSを使い込んでみた
【R15 Pro】
2018年8月30日 06:00
OPPOから「R15 Pro」と「R15 Neo」という2つのスマートフォンが発表されました。このうち「R15 Pro」はSIMフリーモデルながら、おサイフケータイや防水(IP67)にも対応する日本仕様。また「R15 Neo」も大画面&デュアルカメラ搭載ながら3万円を切る価格となっていて、OPPOの日本市場への本気ぶりが窺えると話題を集めています。
「R15 Pro」は税抜6万9880円で9月下旬に発売予定ですが、ラッキーにもひと足先に試用する機会を得たので、今いろいろ試しているところ。注目のカメラ機能については別の機会に譲りますが、今回はOPPO独自のUIであるColor OSについて気づいたことを書きたいと思います。
「R15 Pro」や「R15 Neo」に搭載されているのはColor OSのバージョン5ですが、このColor OSについて前々からよく言われているのが、UIがiOSのそれと似ているということです。そこで今回、どのくらい似ているのか比べてみようと思ったのですが、手に取った第一印象は「似てるかなぁ?」というものでした。ホーム画面を見ても、iPhoneとはだいぶ印象が違います。そもそも画面下に表示されている、ナビゲーションキーはAndroid独自のもの。ドロワー(アプリ一覧画面)がなく、ホーム画面にアイコンが並ぶの点がiOSっぽいといえばぽいですが、AndroidでもドロワーのないUIは別に珍しくありません。そこで設定をいじりつつ使い込んでみたところ、徐々に似ていると言われる理由がわかってきました。
画面下に履歴、ホーム、戻るのナビゲーションキーが表示されている状態ではまったく気づきませんでしたが、ナビゲーションキーを従来の「仮想キーナビゲーション」から「スワイプアップジェスチャーナビゲーション」に切り替えたところ、操作性が「iPhone X」のそれにぐっと近くなったのです。「スワイプアップジェスチャーナビゲーション」は文字通り、画面の下から上にスワイプアップする動作にナビゲーションキーと同様の役割を割り振れるもの。スワイプアップする位置などによって履歴、ホーム、戻るを使い分けられるほか、スワイプアップ=ホームと単純化することもできます。この単純化した操作性がまさに「iPhone X」のそれ。「なるほど、これは似てるかも」と思って細かいところに目を配ると、ほかにもいろいろ……。とにかくそのUIは、「iPhone X」ユーザーの筆者がまったく違和感を感じずに使えるものでした。
なお、Color OSにはこのほか、画面を簡単に2画面化できるほか、マルチタスクやジェスチャー操作、ゲーム中の通知オフにも対応。また一部のファイルを見られないように保護できる、SNSアイコンの複数作成(アカウントの使い分けが可能)など、なかなかかゆいところに手が届く機能が充実しています。iOSだけでなく、いろんなUIのいいとこドリという見方もありますが、それも後発ならではのそつのなさと言えるかもしれません。