みんなのケータイ

親族で集まった場面で活躍したGoogleのフォトスキャン

 昨年の暮れ、あることを契機に親族が集いました。筆者にとっては父母と同じ世代の方々が多い場面で、祖父母やその前の世代などの話をあらためてうかがう貴重な機会になりました。そこで叔父が取り出したのが、筆者にとって曾祖父にあたる人の写真です。

筆者にとって曾祖父にあたる、関口新太郎氏の写真

 物珍しい写真の登場に、皆、興味津々。親族の手から手へ渡って、それぞれがじっと目をこらして楽しみました。そのときケータイ Watch編集部に勤める筆者がピンと来たのが、1年ちょっと前にリリースされたGoogleの「フォトスキャン」というアプリ。紙焼き写真を、スマホカメラで撮影してデジタル化してくれるという代物です。

こちらがフォトスキャンで取り込んだデータ。ちょっと照明を除去しきれていない感がありますね

 撮影時には、まず全体を撮影します。すると画面には4つのマークが表示され、その後は、画面中央に現れた円にそのマークをあわせていくという流れ。複数の視点で撮影して合成し、より美しいデータを生成しよう、というわけです。取り込んだデータはそのままGoogleのフォトアルバムへ取り込まれますので、今回出席できなかった家族にもすぐSNSで送ることもできます。

 こういう形で、Googleのサービスが親族の集いで役だったのは、筆者にとって実は2度目。前回はストリートビューでした。そう、数年前、祖母が亡くなった際に、祖母の家の前をふとストリートビューで見てみると、見事(?)、祖母が映り込んでいたんですよね。お通夜のとき、孫たち(筆者含む)やその親にあたる世代の人々がタブレットでストリートビューを見て、あらほんと、こんな風になるなんてね、なんて会話を交わしたのです。おそらく似たような体験をしたことがある方は、きっとそれなりにいらっしゃるでしょう。余談ですが、ご存じの通り、ストリートビューは定期的に更新されます。もし記念に残したい場面があればスクリーンショットなどで手元に残すといったことをしてもいいのかもしれません。