「ひかりTV」に絶望し「Netflix」にどハマりした件

　携帯電話で動画を観る、という今では当たり前のこと。みなさん、普段はどれくらい鑑賞しているのでしょう？

　YouTubeのようなコンテンツを楽しむ人もいれば、オンデマンドサービスで映画を観るなんて方もいるでしょう。テレビを録画し、nasneなどでムーブなんて方もいらっしゃるかもしれません。

　個人的には、10年以上、海外ドラマ（主に米国）を好み、CS放送、そして昨年から「ひかりTV」を契約してきた筆者は、なんどか「ひかりTV」で録画したコンテンツを我が相棒「V20 PRO」へ転送しようとしたのですが、うまくいった経験がほとんどありません。同じWi-Fiアクセスポイントに繋がり、持ち出し（ダビング）をしようとしても失敗続き……昨日ようやく、「新スター・トレック」第1シーズンの1話だけ転送に成功しました。一度成功したおかげで、「もしかして端末内のストレージ容量に空きが少ないのか？」とようやく今後の対策を練ることができそうです。だけど、転送には時間がかかるし、これから思いつく対策が本当に効くか、模索していくのも正直面倒です。

　最近になって、Google Homeのようなデバイスが登場することから、オンデマンドの動画配信サービスを利用することにしました。NTTドコモの「dTV」や、Amazonの「プライムビデオ」といったサービスが存在するなか、筆者が選んだのは「Netflix」。スタートレックシリーズの最新作「スター・トレック：ディスカバリー」を日本独占配信するというので、これはもう迷いようがありません。「ブラック警報！」に震える日々です。

　使い勝手を比べると、「ひかりTV」（そしていわゆる日本のテレビ番組）に比べ、オンデマンドな配信サービスのなんと簡単なことか……ほぼ「ポチ」っとするだけで鑑賞できちゃうわけで、必要な機材もスマホひとつで済みます。あとはコンテンツ次第ということで、スーパー！ドラマTVなどのほうが最新作を扱っているため、すぐに解約とはなりませんが、独占作品を増やしているNetflixなどの動向を見ると、それも果たしていつまでか。Netflixだけで配信されている「ナルコス」（コロンビアの麻薬王と麻薬戦争を題材にしたドラマ）なんてもう、電車のなかで鑑賞していることを忘れて、帰宅できなくなりそうになったこともあったとかなかったとか。ほんと面白い。

　こうしたサービスを気兼ねなく利用できるようになった背景には、1年前のiPhone登場にあわせて導入された大容量プランがあります。1カ月20GBも契約して何に使うんだと思うでしょう？　これが使うんです。足りなくなるかもと焦るほどなんです。ハマればハマるほど20GBどころかもっと使うことになります。それだけのデータに見合った画質を楽しめるディスプレイも装備しているんです、V20 PROを含む今ドキのスマホは。

　サービス内容も、通信環境も、料金も、あらゆる条件が揃って実に快適に映像作品を楽しめるようになってきた2010年代後半……5G時代の足音が徐々に聞こえてきて、まだまだスマートフォンやモバイル環境でのコンテンツの楽しみ方は進化の余地がありそうです。

【お詫びと訂正 2017/11/15 16:59】
　記事初出時、NTTドコモの映像配信サービスを「dビデオ」としておりましたが、正しくは「dTV」です。お詫びして訂正いたします。