DATAで見るケータイ業界
国内5G基地局数は19年度で約500局に拡大、5G投資の本格化は20年度から
携帯基地局市場と設備投資の実態 2020(2)
2021年3月20日 07:00
MCAは、市場調査レポート「携帯電話基地局市場及び周辺部材市場の現状と将来予測 2020年版」を2月に発刊した。
前回に引き続き、同レポートをもとに携帯基地局市場の動向を取り上げる。2回目となる今回は、携帯キャリアの設備投資に焦点を当てる。
2019年度は5G基地局数が約500局に拡大
2019年度における国内5G基地局数は470局と推定した。NTTドコモが240局、KDDIは160局、ソフトバンクが70局、楽天モバイルは数局である。ドコモが公表している2019年度の500局には、スタジアムや商業施設などの屋内基地局数も含まれており、当該レポートの対象である屋外基地局数を抽出した。
今後、大手3社は年間10,000局規模の5G新局数が続き、楽天モバイルは徐々に5G新局数が拡大していくものとみている。