スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

有っても無くても困る硬貨。ならば、おもしろ貯金箱で自動分類整理だッ!

ナニゲに困る硬貨

 もう昔からナニゲにずーっと困っているコトと言えば、硬貨です。1円玉・5円玉・10円玉・50円玉・100円玉・500円玉。一昔前だと、サイフのなかには必ずこういったコインが多くたまりましたし、電子マネー時代の現在でもやっぱり発生しちゃうのが硬貨です。まだまだ現金が多々使われますので、どうしてもお釣りなどとして硬貨が増えちゃいますもんね。

 硬貨が貯まるとおサイフがパンパン。鋭意使おうとするけど、ナゼかいつも微妙に足りず紙幣で払ったりして、合計硬貨枚数が増えちゃった、的な。あ~もう面倒だから硬貨は全部家に置いて出掛けちゃえ~、みたいな。気合を入れてもなかなか減らず、気を抜くとすぐにたまっちゃうのが硬貨ですね。

無くても有り過ぎても困る硬貨類。硬貨専用のサイフを使ってもすぐたまったりしますし、鋭意使おうとするのも軽く面倒なんですよネ~。

 ついつい硬貨をためちゃう人が少なくないみたいで、よく行く三菱東京UFJ銀行のATMで硬貨を投入している人をけっこー見かけます。長時間ATM使ってるな~と思ったら、ズッシリ重そうなバッグからコインをドバドバ投入中。アレって硬貨は1度に100枚までだそうで、貯めちゃうとATMでの貯金も案外時間かかるみたいですネ。

 でも、硬貨を全部貯金するとか両替するとかして手元からすっかり無くしちゃうと、ちょっと困ったりもします。通販で注文したらイキナリ代引きで品物が届くとか、自治会費の集金が来たとか、イロイロ。端数まで揃えてスムーズに払えなかった程度の不便なので、まあどうにかなるにはなるんですけど、ある程度は硬貨を用意しておいたほうが便利です。

 という感じで、無くすに無くせないし、たまってもなんだかなぁという感じで、モヤモヤする存在、硬貨。15年くらい前からは、ある程度は家に残し、少しだけ携帯して、といった妥協的な対策を取り、まあいいやとしているんでした。

ちょっと意識して硬貨を管理

 以前は、硬貨はたまりっぱなしで、時々使って、という感じで家のどこかでジャラジャラとたまっていました。ビニール袋に入れて放置していることが多く、たま~に数えて銀行に預けたりして処理、みたいな。ただ、7年くらい前から保管する硬貨をわりとキッチリと管理するようになりました。

 きっかけは、自転車に乗るようになったから。最近はたまに乗る程度ですが、当時は50~100kmまたはそれ以上の長距離走行をよくしていました。そこでやっぱり必要なのが硬貨。10円玉と100円玉がとくに重要でした。というのは、自販機で水分&糖分を補給したいからです。確実に補給するため、自販機が釣り銭切れでもドリンクを買えるように、100円玉と10円玉を相応枚数携帯している必要がありました。

 そんなわけで、以前はビニール袋にゴチャマゼで硬貨を入れていたんですが、これを種別で保管するようになりました。店舗など用のストッカーを使用開始。

こんなような硬貨ストック用のケースを使いました。どちらも業務向けですが、硬貨を種類別に容易に分けられて、一目で枚数もわかって便利です。左はカール事務器の「コインケース CX-1000」(公式ページ)で、硬貨専用のケースです。左はナカバヤシの「キャッシュキャリーケース NC-201B」(公式ページ)で、硬貨用トレイの下に紙幣や通帳や印鑑なども入るアタッシュケース型です。

 こんなふうな硬貨ストック用ケースを使い始めつつ自転車での長距離走行を繰り返していたら、それまでモヤモヤしていた硬貨問題が少し緩和されました。10円玉50円玉100円玉が減っていき、さらに意図的に自販機で500円玉を使いつつ必要枚数の100円玉や10円玉を手に入れるようにしたので、ミョーにたまりがちだった自宅の硬貨が減っていったんです。

 まあ当たり前のコトなんですけど、死蔵されがちだった硬貨が使われ始めて回転し始めたので、ミョーにたまらなくなってスッキリしたというわけですネ。余談ですが、たまり過ぎていた1円玉や5円玉は、必要枚数を残して貯金しちゃいました。

再度たまり始めた硬貨を楽しく管理

 ところが数年前、自転車に乗る頻度がガクッと落ちました。ウォーキング&山歩きを始めたからです。自転車ほどは補給が必要なくなり、山歩きだと自販機の前を通ることも激減したので、使う硬貨も減りました。結果、また徐々に家のなかに硬貨が増えちゃいました。

 それでも硬貨を分別収納する習慣は残っていて、しばらくは業務用の硬貨ストッカーに入れていたんですが……ストッカーに硬貨を入れるのが面倒になってきました。サイフのなかに硬貨が増えてきたらストッカーに分別しながら移すわけですが、その些細な手間がちょっとしたストレスに。

 そこで、なんかラクな方法はないかな~と思ってググった瞬間見つかったのが、電動硬貨選別機(販売価格5万6300円)とかだったんですけど、いや~小規模スーパーとかじゃないしそーゆー本格的な装置はちょっと~、みたいな。でも検索結果リスト中に、良さそうなモノを発見しました。

 発見したのは、トイボックスの「銭別銀行 とりだし君」(公式ページ)です。貯金箱ですが、使ってみるとアラ素敵♪ 自動選別機能付きの硬貨ストッカーなのでした。

トイボックスの「貯金箱 銭別銀行 とりだし君」。一見、おもちゃなんですが、使うと意外なほど実用的な硬貨ストッカーです。1円玉・5円玉・10円玉・50円玉・100円玉・500円玉がそれぞれ50枚程度かそれ以上ストックできます。
硬貨は1枚ずつ入れていけばOK。入れた硬貨は転がって自動的に選別&ストックされます。選別ミスは一度だけ1円玉が50円玉だったかのところに入った程度。個人使用での硬貨選別やストック用途ならかなりツカエル製品です。
ストックされた硬貨は1枚ずつ取り出せます。ストッカー部分は回転し、目的の硬貨を取り出し位置に合わせて、本体横のツマミをつまんで離すと、チャリンと1枚出てきます。慣れると、チャリチャリチャリチャリチャリと高速で何枚も出すことができます。

 ちなみにコレ、1500円弱で市販されています。1500円で自動選別機能搭載のコインストッカーが買えるなら全然オッケー♪ てなコストパフォーマンスですね。

 ただし、硬貨の取り出しは1枚ずつしかできませんので、一気に取り出す必要がある用途にはあまり向きません。また、硬貨がストックされた状態で本体を逆さまにしたりすると、内部で硬貨が混じっちゃったりすることも。便利なストッカーですが、機能性として完璧というわけではありません。

 今回の記事を書くにあたって、似たような自動選別タイプの貯金箱があるかなと思って探したら、同じトイボックスから「COIN・ROOM -SELECTO BANK-」という製品も出ていました。コチラは1000円くらい。試しに買って使ってみたら、なかなかイイ感じでした。

トイボックスの「COIN・ROOM -SELECTO BANK-」。これも、入れた硬貨が自動的に分別される貯金箱です。前面の扉がガバッと開きます。
硬貨は上部から投入します。硬貨が落下しつつ自動的に分別され、各階に同じ硬貨がたまります。扉を開いて一気に硬貨を取り出せてちょっと便利。

 こちらの「COIN・ROOM -SELECTO BANK-」も自動選別機能搭載のコインストッカーで、より安価なのがナイスであるほか、硬貨が入った状態で逆さにするなどしても硬貨が混じったりしません。ただ、硬貨がある程度入った状態でさらに硬貨を入れると、硬貨が途中で詰まることがあったりも。まあ大きな問題ではないですけどネ。

 といった感じで、おもちゃかと思ったら、けっこー実用的な自動選別機能搭載のコインストッカーなんでした。小銭がたまるし分別も面倒だな~と思う方は、一度チェックしてみると楽しいかもしれません。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。