山根康宏の「言っチャイナよ」
格安キャリアブランドの5Gスマホ登場、巻き取りディスプレイのコンセプトモデルが発表
2020年12月23日 06:00
11月には、中国国産となるUNISOCのチップセット「T7510」を搭載したモデルが2機種登場、メディアテック「Dimesity」搭載モデルも多く、クアルコムチップ採用製品はかなり少なかった。
またOPPOはコンセプトモデルとして巻き取り式ディスプレイを搭載した「OPPO X 2021」を発表。製品化は未定だがグローバルで大きな話題となった。
1500元切りのOPPOのスマホ「K7x」
1500元(2万3700円)を切る低価格な5Gスマートフォン。OPPOは「Find」「Reno」の下に「A」と「K」の2つのラインを持つが、「K7x」は30Wの急速充電を備えつつ、5G対応バンドを減らすなどして低価格化を実現した。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月4日 |
価格 | 1499元(約2万4000円) |
チップセット | MediaTek Dimensity 720 |
ディスプレイ | 6.5インチ2400x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 4800万広角+800万超広角+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
RAM/ROM構成 | 6GB+128GB |
バッテリー | 5000mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n41 / n77 / n78 |
薄さと高画質カメラを両立したスリムモデルの下位機種、Vivo「S7e」
8月発表の「S7」のマイナーチェンジモデルで「薄型高画質カメラ」が特徴。S7のフロントデュアルカメラ(4400万+800万画素)を、「S7e」ではシングル(3200万画素)とし、厚みも7.39→7.73mmと若干増加させつつ、チップセットもDimensity 720を搭載することで価格はS7よりも若干抑えた。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月4日 |
価格 | 2398元(約3万8000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 720 |
ディスプレイ | 6.44インチ2400x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 6400万広角+800万超広角+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 3200万(水滴型ノッチ) |
RAM/ROM構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 4100mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n28A / n41(2515-2675MHz)/ n77 / n78(3300-3600MHz) |
novaシリーズ最上位モデルはライトバージョンの「nova 8 SE」が先に登場
2020年12月に発売予定の「nova 8」シリーズの最下位モデルとして「nova 8 SE」が最初に登場。novaはフロントカメラ重視モデルが多いが、SEモデルは1600万画素と画質は抑えめ。一方66Wの急速充電に対応している。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月5日 |
価格 | 2599元(約4万1000円) |
チップセット | MediaTek Dimensity 720 |
ディスプレイ | 6.53インチ2400x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 6400万広角+800万超広角+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 1600万(水滴型ノッチ) |
RAM/ROM構成 | 8GB+128GB |
バッテリー | 3800mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n28 / n41(2496-2690MHz)/ n77 / n78 |
ZTEの低価格5Gモデルにキャリア向けモデル「Blade 20」が登場
2020年11月末にZTEの低価格モデル「Blade」シリーズ初の5G機「Blade 2020 5G」が発表されたが、本「Blade 20 5G」はさらにスペックを下げてキャリア向けモデルとして登場。中国移動で販売される予定だ。カメラは1600万画素のトリプル仕上げ、ディスプレイ解像度もHD+と低い。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月5日 |
価格 | 1599元(約2万5000円) |
チップセット | MediaTek Dimensity 720 |
ディスプレイ | 6.52インチ1600x720ピクセル |
リアカメラ画素数 | 1600万広角+800万超広角+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(水滴型ノッチ) |
RAM/ROM構成 | 6GB+128GB |
バッテリー | 4000mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n28 / n41 / n73 |
中国電信ブランド初の5Gスマホ「天翼一号」は国産チップセットを採用
中国電信の携帯電話サービス「天翼」の名を冠した同社初の自社ブランド5Gスマートフォン。チップセットはUNISOCのT7510を採用、カメラやメモリ構成も抑え999元(1万5800円)という低価格で登場した。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月7日 |
価格 | 999元(約1万6000円) |
チップセット | UNISOC T7510 |
ディスプレイ | 6.517インチ1600x720ピクセル |
リアカメラ画素数 | 1300万広角+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 800万(水滴型ノッチ) |
RAM/ROM構成 | 4GB+64GB |
バッテリー | 5100mAh |
5G NR対応バンド | n41 / n78 / n79 |
UNISOCのチップセットを採用した低価格機、Hisense「F50+」
Hisense(ハイセンス)の5Gスマートフォン第二弾。4月に発表された最初の5G機「F50」の仕様変更モデル。4眼カメラを3眼化し価格を下げた。チップセットはF50と同じUNISOC T7510を採用する。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月16日 |
価格 | 1699元(約2万7000円) |
チップセット | UNISOC T7510 |
ディスプレイ | 6.517インチ1600x720ピクセル |
リアカメラ画素数 | 4800万+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 1600万(水滴型ノッチ) |
メモリRAM/ROM構成 | 6GB+128GB |
バッテリー | 5100mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n41/ n77 / n78 |
巻き取り式ディスプレイ搭載のコンセプト「OPPO X 2021」発表
OPPOのテクノロジー・イノベーションイベント「OPPO INNO DAY 2020」で発表。ディスプレイが本体内に巻き取りできるコンセプトモデル。発売は未定のコンセプトモデルながら、イベントでは稼働する実機がメディアや関係者向けに披露された。6.7インチディスプレイの本体を左右に広げると、モーター駆動でディスプレイが本体左の内側から広がり7.4インチへと拡大する。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月17日 |
価格 | 未定 |
チップセット | 未定 |
ディスプレイ | 6.7インチ & 7.4インチ(解像度未定) |
リアカメラ画素数 | 3眼(画素数未定x2+深度測定) |
インカメラ画素数 | 未定 |
メモリRAM/ROM構成 | 未定 |
バッテリー | 未定 |
5G NR対応バンド | 未定 |
中国国内向けRedmi Noteの5G対応版「Redmi Note 9 5G」
グローバルで展開している「Redmi Note 9」シリーズが中国国内でも初登場。5Gモデル機種が発表になった。「Redmi Note 9 5G」は本体内部構造に7個の温度センサーを搭載し、インテリジェンスな冷却機構を搭載、ステレオサウンド対応でゲーミングにも対応しつつ、1000元台前半の価格で登場した。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月23日 |
価格 | 1299元(約2万1000円)から |
チップセット | MediaTek Dimensity 800U |
ディスプレイ | 6.53インチ2340x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 4800万+800万超広角+200万マクロ |
インカメラ画素数 | 1300万(パンチホール) |
メモリRAM/ROM構成 | 6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 5000mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n41 / n78 / n79 |
1億画素カメラで2万円台の「Redmi Note 9 Pro 5G」
Redmi Note 9 5Gのディスプレイサイズを大型化し4カメラを搭載、1000元台モデルながらも1億800万画素カメラを搭載、液体冷却機能も備える。チップセットにはSnapdragon 765を採用したRedmi Noteシリーズ最上位モデル。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月23日 |
価格 | 1599元(約2万5000円)から |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 765G |
ディスプレイ | 6.67インチ2400x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 1億800万+800万超広角+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 1600万(パンチホール) |
メモリRAM/ROM構成 | 6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 4820mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n41 / n78 / n79 |
Snapdragon 765G採用のミッドレンジモデル、ZTE「Blade 20 Pro 5G」
11月5日に発表した「Blade 20 5G」の上位モデル。チップセットをDimensity 800UからSnapdragon 765Gにパワーアップ、カメラは6400万画素を含む4つを搭載。NFCも内蔵した。
主な仕様 | |
発表日 | 2020年11月30日 |
価格 | 2798元(約4万4000円) |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 765G |
ディスプレイ | 6.47インチ2340x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 6400万+800万超広角+200万マクロ+200万深度測定 |
インカメラ画素数 | 2000万(水滴型ノッチ) |
メモリRAM/ROM構成 | 8GB+128GB |
バッテリー | 4000mAh |
5G NR対応バンド | n1 / n3 / n41 / n78 / n79 |