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みんなとちょっと違う、「SFMoMA」ロゴ入りMOLESKINE
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“少し違う”をプレゼンテーションできるSFMoMAのMOLESKINE
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筆者がRHODIA社のメモパッドをこのコラムでご紹介したのは、2000年の夏だった。もう5年以上前ということになる。その後、日本のステーショナリーブームに乗って、あれよあれよという間にただのメモパッドが、いろいろな業界人の必携ツールのように成り上がってしまった。
人気になる何年も前から使っていた人達は、今はいったいどんなメモ用紙を使っているのだろうかと考えてしまう。筆者は現在、本連載でもご紹介したNokia社のデジタルペンとオックスフォードのTINYPADをまだ飽きずに使っている。
RHODIAと同じく、インターネットメディアやモノ雑誌の特集などの影響で、瞬く間に「ステーショナリー・スター」の階段を上り詰めた代表選手に「MOLESKINE」のメモパッドがある。お仏蘭西製の「RHODIA」も伊太利亜メイドの「MOLESKINE」も、日本国内ではよく見かけるようになったが、不思議とメモ魔の多い国の代表でもある米国では、この2つを使っている人をほとんど見かけたことがない。
米国では、たまに会うことのあるステーショナリーオタクのIT系マネジメントでも、自慢のハートマンかTUMIのリーガルパッドカバーに、オフィスデポやオフィスマックスなどでパックで売っている黄色いリーガルパッドを入れて使っている。おそらく、RHODIAもMOLESLINEも、世界中で最も消費量が多いのは日本なのだろう。ブランドステーショナリーの世界も、ルイ・ヴィトンと同じ消費市場構造であるらしい。
そんな消費市場構造なら、一時、ポールスミスの「スペシャルRHODIA」が人気を博したように、今後は、MOLESKINEにも多くのカスタムモデルが出てくるだろう。トレンド雑誌などのロゴマーク入りは間違っても避けたいところだが、今回ご紹介する「サンフランシスコ近代美術館」謹製MOLESKINEなどはきっと当たるだろう。黒いMOLESKINEのメモパッドの表紙にオフホワイトでエンボスされた「SFMoMA」のロゴマークは、売れるという予感がする。
SFMoMAの売り場の女性の話では、予想通り「米国内での人気はSo-So」という印象だった。その影響か、日本のMoMA Online Storeでは取り扱い商品には入っていないようだ。しかし、この手のカスタムメモの時代がやってくるのも時間の問題だろう。
表紙の「SFMoMA」のロゴマーク以外は、ごく普通のMOLESKINEなので特記することがないのが残念だ。個人的には、横開きではなく、レポート用紙のように上綴じMOLESKINEをベースにしたモノが理想だが、近くサンフランシスコに旅行や出張に行く人は、お土産に買ってきてはどうだろうか。
商品名 |
価格 |
購入場所 |
MOLESKINE SFMoMAバージョン |
12ドル程度 |
米サンフランシスコ近代美術館 ミュージアムショップ |
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(ゼロ・ハリ)
2005/10/24 10:37
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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