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ずっと使いたいカメラケースはオーダーメイドで
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今回はターコイズ色の革でオーダーした。ビアンキという自転車メーカーでよく使われている色にそっくり
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裏から見たところ。DP2のボタン配置にあわせてある
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このように、DP2を構えたときの親指の位置に合わせてある。なお、この写真でAELボタンの下にQSボタンがあり、そこはケース越しでも問題なく押すことができた
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以前、SIGMA DP1(以下DP1)のカメラケースを紹介した。そこで筆者は、カメラとカメラにふさわしいカメラケースを合わせて使い、革を育てていくということにすっかりはまってしまったのだ。そんな折り、そのケースを作ったユングフラウレザーからSIGMA DP2(以下DP2)専用のカメラケースが発売されたので、早速試してみた。
ご存じの方もいるとは思うが、DP1とDP2ではカメラ本体のサイズは同じだが、ボタンの配置などが若干違う。QSボタンが追加されたり、ズームのボタンの配置が横から縦になったりした。そのため、DP1のカメラケースをDP2に装着すると、使えないことは無いのだが、ちょっとボタンを押しづらくなってしまう。
今回のDP2専用のケースは、DP1専用ケース同様に、グリップ部を足して持ちやすくし、余分な部品を付けなくてもしっかりホールドできるといった良い所はそのままに、DP2のボタンの配置に配慮したものになっている。裏面右側は大きく開き、縦配置に完全に対応している。新たに増えたQSボタンなどは、あえてカバーしている部分をボタン上を通すようにすることで、カバーの上からボタンを押せるようになっている。実際、押してみたが、全く問題なくボタンを押すことができた。逆に、この仕組みによっておそらく冬場などに手袋の上からでもボタンを押しやすくなったと言える。
さらに、ズーム部分の親指の配置もよく考えられている。この大胆な斜めにカットされた部分は、ちょうどカメラを持った時の親指に合わさっているのだ。これにより、前作のDP1カメラケースよりも持ちやすく、操作しやすくなっている。
それと、特筆すべきは革の質の良さだろう。前作では国産のオイルレザーを使っていたそうなのだが、今作からは全てブッテーロというイタリアはトスカーナ地方産の最高級皮革を使っているのだ。ブッテーロの特徴としては、植物性のなめしを行っていて自然な風合いが出るとのこと。実際、革表面の細かさや、手に吸い付くような感触が実に素晴らしい。ずーっと使い続け、丁寧に育てていきたくなる革だ。
なお、革小物などのオーダーメイド専門店であるユングフラウレザーでは、全てメールでやりとりをしながら注文を行う形式をとっている。革の色や糸の色などのカスタマイズを相談しながら注文ができるのだ。実際、今回は従来のラインナップである黒やワイン色ではなく、ターコイズの革で作ってもらった(色変更は+5000円)。この色がチェレステブルーという、自転車ファンにはおなじみ「ビアンキ」のイメージカラーに見えたからだ。もちろん色を変更するだけではなく、革もブッテーロじゃなくミネルバやミラージュといった、別の高級皮革を使うことも可能とのこと。
ずーっと使っていきたいカメラケースは、とことんまでこだわれるオーダーメイドのお店で、自分の納得できるまで細部にこだわって注文したい。こだわって注文すればするほど工場などの大量生産品では味わえない満足感を得られるだろう。なお、全てオーダーメイドなので、完成までは若干時間がかかってしまうが、待ち時間にふさわしいケースだと言えよう。
商品名 |
製造元 |
購入価格 |
DP2専用カメラケース |
ユングフラウレザー |
本体1万5360円 +色変更代5000円 |
■ URL
ユングフラウレザー
http://d.hatena.ne.jp/daiyan/
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・ 長く使うカメラにはしっかりとしたケースを! 「SIGMA DP1用カメラケース」
(杉村 啓)
2009/06/19 10:57
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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