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「W54S」「W56T」「W54SA」にまたも不具合、ソフト更新開始

 KDDIは、auの新プラットフォームを採用した初期モデル3機種「W54S」「W56T」「W54SA」に、音声通話時に相手の声が聞こえない場合があるなど複数の不具合が見つかったことを明らかにした。これに伴い、通信経由で携帯電話の本体ソフトウェアを更新する「ケータイアップデート」を利用して、不具合を解消するためのファームウェアの配布が開始された。

 今回明らかにされた事象は以下の通り。

 1つめは、通話中に相手の音声が聞こえなくなる場合があるというもの。音声着信時の音量を「OFF」にして端末を再起動すると、1回目の通話で発生する可能性がある。

 2つめは、データフォルダやmicroSDカードの操作中に、電源が勝手にリセットされるというもの。記録されたデータが壊れたり、消えたりすることはない。

 3つめは、カメラ起動中に電源が勝手にリセットされてしまうというもの。こちらも記録されたデータが壊れたり、消えたりすることはない。

 4つめは、特定の操作を行なうと節電状態にならないというもの。カウントダウンタイマーなどを電源/終話ボタンで終了すると発生することがあり、端末を再起動することで解消される。

 5つめは、特定の電話番号が遠隔ロックの有効番号リストに登録できないというもの。番号付加設定で市外局番メモリに設定した電話番号が含まれていると発生する。

 これらの事象は、「W54S」「W56T」は2つめの事象を除く4つの不具合が発生し、「W54SA」は1つめと2つめの不具合が発生する場合がある。KDDIでは、不具合を解消するための「ケータイアップデート」の提供を開始。ユーザーには準備が整い次第、「auからのお知らせ」で通知される。

 更新作業に要する時間は「W54S」「W56T」が最大10分、「W54SA」が最大35分。作業中は携帯電話の操作が行なえなくなる。通信料は不要。また、「ケータイアップデート」の更新日時が指定できる予約機能なども用意されている。

 なお、「W54S」「W56T」「W54SA」では、これまで3度の「ケータイアップデート」が実施されている。すでに更新を行なっているユーザーについても、今回の「ケータイアップデート」を行なう必要がある。

 また、「W54SA」には、プリセットされたアプリが全て「!」マークで表示される不具合が見つかっている。こちらは「ケータイアップデート」で修正することができないため個別対応となる。

 「W54S」「W56T」「W54SA」の3モデルには、発売の遅れや不具合による販売の一時停止などトラブルが続いている。KDDIでは今回の不具合の要因について、auが導入した新携帯電話プラットフォーム「KCP+」の第1弾モデルにあたるため、出荷前に発見できなかったバグがあったのではないかと説明している。




URL
  お知らせ
  http://www.au.kddi.com/seihin/information/detail/au_info_20080327.html

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(津田 啓夢)
2008/03/27 11:55


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