|
|
|
auのW54S/W54SA/W56T、またも不具合が明らかに
|
|
|
|
|
KDDIは、新端末プラットフォーム「KCP+」を採用した新機種「W54S」「W54SA」「W56T」に複数の不具合があることを明らかにし、ソフトウェア更新サービス(ケータイアップデート)の提供を開始した。
対象機種の稼働台数は、2月21日時点で、W54Sが5万6,985台、W54SAが3,177台、W56Tが4万5,136台となる。
■ “着うた”を着信音設定できない
今回明らかにされた不具合は4種類。そのうちマナーモード・着信音設定・キー照明設定の3種類の不具合は、3機種全てに共通する。
マナーモード関連の不具合は、グループ着信の音量が設定されている場合、そのグループに該当する相手から電話がかかってくると、マナーモード設定中にもかかわらず、着信音が鳴ってしまう場合がある。
また、240KBより大きな着うたは、グループ着信音や個別の着信音に設定できない場合がある。
このほか、キー照明設定がONとなっていても、Eメール受信後に点灯しないことがある。この事象は、Eメール受信から10秒以内に電源/終話キーを押した場合に発生し、通話終了後やCメール受信後、アラーム起動後などで正常な状態に戻る。
|
|
W56T
|
W54S
|
■ W54SAのみの事象はテレビ電話関連
|
W54SA
|
W54SAのみで発生する事象は、テレビ電話の着信ができない場合があるというもの。この事象自体は、2月中旬に明らかにされており、今回のソフトウェア更新サービスで解消できることになった。
W54SAは、7日に北海道・北陸・沖縄で、8日には四国で発売されたが、8日にはプリセットアプリが「!」と表示される不具合が明らかになり販売休止となった。
その後、13日には「W54S」「W56T」とともに、別の不具合が明らかにされ、14日には、8日発覚のプリセットアプリ関連不具合を解消する手順が公開され、各地での販売再開がアナウンスされたが、15日になって、今回解消できるテレビ電話関連の不具合が発覚し、全国での再発売が延期されることになった。
2月25日からは、沖縄で販売が再開されているが、沖縄での販売再開分のW54SAは、プリセットアプリ関連不具合が解消されているものの、テレビ電話関連の不具合は発生する可能性があるため、今回発表されたソフト更新サービスを適用する必要がある。
■ 原因は「KCP+」ではない
KCP+を採用した3機種は、2007年10月に発表された冬モデルだったが、発売は2008年2月となり、2008年春モデルと同時期にずれこんだ。W54SとW56Tは発売直前に発売予定日が未定となったり、W54SAは発売後にたびたび不具合が明らかにされている。
W54S、W54SA、W56Tは、それぞれ異なるメーカーが手掛けた機種だが、今回、そして2月13日に明らかにされた不具合では、3機種に共通するものが多い。3機種いずれも共通プラットフォームである「KCP+」、あるいはクアルコム製のチップセット「MSM7500」を採用しているが、KDDIでは、今回の不具合の原因はソフトウェア部分にあると見ており、「KCP+やMSM7500に起因するものではない」と説明している。
なお、沖縄でのみ販売が再開されているW54SAだが、他の地域での販売再開時期は未定となっている。
■ URL
auからのお知らせ
http://www.au.kddi.com/seihin/information/detail/au_info_20080227.html
■ 関連記事
・ auの「W54SA」、沖縄から販売再開
・ auの「W54SA」に不具合、販売を一時停止
・ 未発売地域での「W56T」「W54S」発売日確定
・ 「W56T」「W54S」の発売日、関東は2月3日に
・ auの「W56T」「W54S」、沖縄以外の発売日が未定に
・ auの「KCP+」対応3機種、年内の発売は難しい?
(関口 聖)
2008/02/27 12:29
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|