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au/カシオ計算機「W43CA」、サイズ:51×106×24mm、130g。レッドポスト(写真)、ホワイトマグ、ネイビーインクをラインアップ
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いよいよ開始されるMNPへ向けて、各社から新端末が相次いで登場し、新サービスも開始されている。最激戦区と言われるauのラインアップにおいて、新サービスに対応しながら、きちんと使い心地を考えた端末として、期待されるのがカシオ製端末「W43CA」だ。筆者も実機を購入したので、レポートをお送りしよう。
【この端末のチェックポイント】
- 「Heart Craft」というデザインテーマ
- EZニュースフラッシュ&EZチャンネルプラス
- 基本機能をチェック
- こんなユーザーにおすすめ
■ 「Heart Craft」というデザインテーマ
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A5512CAの流れをくむデザインを採用。丸みを帯びたボディは持ちやすく、側面の凹みで開きやすさを考慮
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押しやすさを考慮し、全体を少し盛り上げたデザインのボタン。ボタン間の上下左右の間隔も程よい
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今年はじめ、LISMO対応端末として登場したW41CAを大ヒットさせ、夏にはWINへ進化したG'zOne W42CAを発売したカシオ計算機。MNPが開始される秋冬商戦向けには、「W43CA」という新しいモデルを投入してきた。
W43CAはその外見からもわかるように、昨年、発売されたCDMA 1X対応端末「A5512CA」の流れをくむ端末だ。A5512CAについては、その使いやすいインターフェイスとユーザーが愛着を持てる壁紙などの作り込みを評価し、筆者は「俺が選ぶケータイ of the YEAR」に選んだ。auのラインアップが急速にWINへ移行する中でのCDMA 1X対応端末だったこともあり、他機種を圧倒するほどの大ヒットを記録したわけではないが、購入したユーザーからの評価は非常に高かったという。ちなみに、A5512CAで好評を得た飽きの来ない壁紙などの演出は、その後、W41CAに受け継がれ、W41CAファン(アデリーペンギン・ファン)を生み出す原動力となっている。
今回のW43CAは、A5512CAで好評を得た演出力や使いやすさを一歩進め、新たに「Heart Craft」というデザインテーマを持たせている。使い心地の良さを基本にしながら、使い込んでいく内に発見できる楽しさのための工夫を盛り込み、愛着を持ってもらえるようなケータイを目指したという。ボディそのものはA5512CA同様、スタンダードな折りたたみデザインを採用しており、手に持ちやすいサイズ、開きやすい側面の凹み、丸い背面ディスプレイ、押しやすい立体的なボタン類なども継承されている。
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書類にハンコを押しているようだ。今週がMNPだからというのは深読み?
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待受画面はA5512CAでたいへん好評を得た「顔」をバージョンアップした「顔あれこれ」が搭載されているが、これに加え、「街」というタイトルの待受画面も用意されている。顔あれこれは従来にも増して、芸が細かく、時間帯や季節に合わせた表示、電池残量1のときに表示される画面などが用意される。大晦日やクリスマスにもオリジナルのイベント(表情)が待っているそうだ。「街」はその名の通り、街を描いたグラフィックが表示されるが、同様に時間帯によって、表示が変わったり、ちょっとしたストーリーになっているものもあり、見ているだけで楽しめる。変わったところでは、ユーザーが電源をOFFにするシチュエーションが飛行機に乗るときが多いことを意識してか、それに合わせたグラフィックが用意されている。この他にもメール送受信や発着信など、さまざまな場面に演出力のあるグラフィックが用意されており、使っていく中で端末に親しみがわいてくる印象だ。ちなみに、このグラフィックを担当したデザイナーの城聡子さんがケータイの画面のサイドストーリーを描いた「Heart Craft」(扶桑社刊)という書籍も発売されている。
ケータイの画面に表示されるグラフィックについては、Flash Liteが搭載されたこともあり、各社とも工夫を凝らし始めているが、独特の世界観とユーザーに愛着を持たせる演出はW43CAのセールスポイントであり、ケータイを機能やスペックだけで選ばないユーザー層に響くものと言えそうだ。
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人の形をしたクッキー(?)か何かを手に持ち、顔を描いている
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「街」の待受画面。時間帯が遅くなると、画面内の街も夜になる
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昼の「街」の画面。登場する人の種類もかなり多い。クルマやバスも通る
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■ EZニュースフラッシュ&EZチャンネルプラス
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H.264を利用した高画質コンテンツが配信されるEZチャンネルプラス。コンテンツのさらなる充実を期待したい
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auの2006年秋冬モデルではいくつかの新サービスが開始されたが、W43CAは「EZニュースフラッシュ」「EZチャンネルプラス」「デコレーションメール」「au My Page」「アドレス帳預けて安心サービス」などに対応している。なかでも注目度が高いのはBCMCSを利用した「EZニュースフラッシュ」と「EZチャンネルプラス」だろう。
BCMCSはインターネットの世界ではよく知られている「マルチキャスト」の仕組みを利用したデータ配信技術で、同じネットワーク内の複数のユーザー(クライアント)に対して、効率良くデータを配信できるという特徴を持つ。マルチキャストについては、本誌「ケータイ用語の基礎知識/第283回:マルチキャストとは」で詳しく解説されているので、そちらを参照していただきたい。
EZチャンネルプラスは、WINのサービス開始時から提供されていた「EZチャンネル」を拡張したもので、ユーザーが登録した映像コンテンツを夜間に配信するというものだ。番組はムービーを含む番組形式で、毎日、週3回、週1回の頻度で更新されるものがあり、LISMOチャンネルやEZ TODAY'sウォッチプラスなど、音楽からエンターテインメントまで用意されている。ムービーの画質もコーデックにH.264を採用したため、EZチャンネルのときに比べ、高画質化されている。
従来のEZチャンネルでは登録した番組のダウンロードに対し、パケット通信料が掛かっていたが、EZチャンネルプラスはBCMCSを利用して番組を配信するため、何番組を登録しても月額315円のEZチャンネルプラス通信料のみの負担となる。ただし、ユーザーが端末から手動更新を実行すると、パケット通信料が掛かるため、ダブル定額、もしくはダブル定額ライトのパケット通信料定額サービスの加入が必要になる。また、BCMCSのしくみの関係上、コンテンツの自動配信が受けられるのは、CDMA 1X WINのエリアに限られている。映像コンテンツの内容については、ユーザーの好みもあるため、一概に言えないが、ちょっとした空き時間に楽しめるようにコンパクトにまとめられている。自分の好みに合う番組が見つかれば、おすすめのサービスだ。
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待受画面のテロップから選択すると「EZニュースフラッシュ」の画面が表示される。ここでニュースなどを選択して読むことができるが、もう少しユーザーインターフェイスの改善を期待したい
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EZニュースフラッシュの設定画面。テロップやウィンドウに表示する情報の内容なども選択できる
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EZニュースフラッシュが配信されるのは2.4Mbps通信が可能なCDMA 1X WIN以上のエリア。設定メニュー内でエリア内かどうかの確認が可能
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EZニュースフラッシュも同様に、BCMCSによるデータ配信を利用したコンテンツサービスで、ニュースや天気予報、占いなどのコンテンツが対応端末に自動的に配信される。ただ、EZチャンネルプラスと違い、対応端末でサインアップをするだけで利用でき、情報料や通信料は掛からない。ユーザーが手動で更新したときにパケット通信料が掛かる点は同じだ。
端末上での見え方としてはNTTドコモのiチャネルと同じように、テロップでニュースなどが流れ、ソフトバンク(ボーダフォン)の2Gで提供されていたお天気アイコンと同じように、天気予報のアイコンや占いのアイコンが表示される。表示のカスタマイズにも対応し、項目も好みに応じて、テロップやアイコンの表示をON/OFFすることができる。
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右側面には[マナー]ボタン、[シャッター]ボタンなどを備える
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待受画面でEZニュースフラッシュのテロップを選ぶときは、方向キーの上を押し、決定ボタンを押せば、EZニュースフラッシュの詳細画面に移動する。同様に、待受画面で方向キーの押下後、方向キーで他の項目を選べば、天気や占いの画面に直接、移動することができる。EZニュースフラッシュの画面の操作性は今ひとつで、視認性なども含め、まだ改善の余地があるが、対応端末であれば、サインアップするだけで、これだけの情報が無料で配信されるというのは、なかなかおトクだろう。実は、EZニュースフラッシュはこの秋冬モデルでW43CA(あるいはW43H)を選ぶ理由のひとつと言えるかもしれない。ちなみに、W43CAでは端末を閉じた状態でも見られるように、サブディスプレイでのEZニュースフラッシュの表示にも対応している。サブディスプレイは有機ELなので、何も表示されていないときはサイドキーを押す必要があるが、サブディスプレイの視認性は良く、なかなか使いやすい。
EZニュースフラッシュを利用し始めて、ひとつ気になったのがマナーモードでの対応だ。EZニュースフラッシュでデータが配信されたとき、端末側で着信音やバイブの動作を設定できる。データ配信のたびに、バイブが振動したり、音が鳴るのは煩わしいため、両方とも設定をOFFにするのだが、マナーモードに切り替えると、それでもバイブが振動してしまう。これはマナーモードがすべての設定に優先するために起きるのだが、マナーモードをオリジナルマナーに切り替え、EZニュースフラッシュ配信時の動作を設定することで、対処できる。ちなみに、事実上の兄弟機とも言えるW43Hでも同様の設定が可能だ。
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側面の[マナー]ボタンを押して表示されるマナーモードの設定画面。ここで「オリジナル」にカーソルを合わせ、「編集」を押す
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通常マナーの設定をベースに、設定内容を自由にカスタマイズできる。この画面でニュースフラッシュ受信のバイブレータをOFFにすれば良い
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■ 基本機能をチェック
基本機能について、チェックしてみよう。W43CAは基本的に従来のCAシリーズのユーザーインターフェイスを踏襲しており、使い勝手もW41CAなどとほぼ同じだ。ただ、W42CA以前のものに比べ、プラットフォームが変更されたようで、若干、操作のレスポンスが落ちている。従来のCAシリーズのユーザーにとっては、少し違和感がある印象だ。
【メニュー画面】
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通常のアイコン形式のメニュー画面。スケジュールのカレンダーもここから呼び出すのカンタンだ
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待受画面の「街」に合わせたメニュー画面。項目を選ぶと、また違う街の様子が描かれたグラフィックが表示される
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スマートモードの一覧形式メニュー画面。大きなアイコン、わかりやすい説明が表示されるため、初心者にも理解しやすい
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スマートモードのアイコン形式メニュー画面。基本的なわかりやすさは同様
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メニュー画面は12分割のアイコン表示が標準だが、カスタマイズ用のメニューも3種類が用意される。CASIOの公式サイト「CA'zCAFE」や「@G」でも追加データが配布されており、ダウンロードして利用することができる。
これに加え、A5512CAで採用され、その後のCAシリーズの端末で採用されているスマートモードの一覧メニュー及び9分割アイコンメニューも利用できる。ケータイのリテラシーが高くないユーザーを意識したメニューだが、フォントなども含め、きちんとデザインされており、非常に使いやすい。
【テロップカスタマイズ】
W43CAはEZニュースフラッシュに対応しているが、BREWアプリとして搭載されているため、基本的にカスタマイズは共通仕様となっている。着せ替えは3種類が用意され、テロップ及びアイコン表示のON/OFFの設定などができる。テロップの表示速度やフォントのカスタマイズはできないが、今後、BREWアプリがバージョンアップされることが期待される。
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メールはフォルダによる管理、自動振り分けに対応する。ただし、振り分け条件はメールアドレスとアドレス帳グループに限られている
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【メール】
冒頭で触れたレスポンスの面において、もっとも気になるのがメールメニューの表示だ。左上ソフトキーを押してのEメールメニューとCメールメニューの切り替えなどは、ひと呼吸、置いて表示される印象だ。メールはフォルダによる管理が可能だが、自動振り分けの条件がメールアドレスとアドレス帳グループのみに限られており、W42CAやW41CAよりも機能ダウンしてしまった。条件設定後のメール再振り分けは可能だ。
また、auが新たにサービスを開始したデコレーションメールにも対応しており、テンプレートを読み込んでのメール作成も可能だ。ただ、従来のCAシリーズ端末にも搭載されていた「かんたんメールレシピ」からの作成は、通常のフォトメールやらくがきメールなどに限られており、デコレーションメールの作成には対応していない。
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カメラはトップ先端部に搭載。高感度&高速シャッターによる手ブレ軽減を実現
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【カメラ】
カメラは207万画素CMOSイメージセンサによるオートフォーカス対応カメラを搭載する。基本的な仕様はW42CAと共通で、高感度&高速シャッターによる手ブレ及び被写体ブレ軽減機能を搭載する。高感度化についてはノイズリダクションチップを開発し、ISO100相当からISO400相当にまで向上させている。ちなみに、従来のCAシリーズの端末ではトップパネルのヒンジ付近、もしくはボタン部側にカメラが内蔵されていたが、W43CAはトップパネルの先端部に搭載されている。このカメラ位置は撮影しやすい半面、シャッターを切ったときに手ブレを起こしやすいが、敢えて、そこにカメラを搭載したということは、それだけW43CAの手ブレ軽減機能に自信があることの表われなのだろう。
撮影に関する機能としては、おなじみのベストショット機能が搭載されており、人物、風景、トワイライト、食べ物など、全9種類のモードから選んで撮影すれば、それぞれの環境に適した撮影が可能だ。また、撮影モードにはビジネスショットが用意されており、時刻表やプレゼンテーション画面などを斜めの位置から撮影しても補正することができる。外部メモリカードはmicroSDカードが採用されており、本体左側面の外部接続端子カバー部にスロットを備える。
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UXGAサイズで撮影したサンプル画像。リンク先は無加工。(モデル:篠崎ゆき/スーパーウイング所属)
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メモリカードはmicroSDカードに対応。左側面の外部接続端子と同じ位置にスロットを備える
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【FeliCa及びセキュリティ】
FeliCaチップが搭載されており、EZ FeliCaサービスに対応する。JR東日本のモバイルSuica対応も発表済みだが、プリセットのICカード対応アプリがQUICPayのみのため、電子マネーのEdyやモバイルSuicaを利用する際は、別途、アプリをダウンロードする必要がある。
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FeliCa用アンテナを底面の電池カバー部分に搭載したため、電池カバーには端子が備えられている
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FeliCaロック(ICカードロック)は待受ショートカットに登録しておくと便利だ
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ICカードロックの仕様も基本的にはW41CAなどと共通で、通常はICカードロック状態で持ち歩き、方向キーの右を長押しすることで、一時的にICカードロックを解除するクイック解除にも対応する。リーダーライターにかざした後など、FeliCa機能の利用後、[終了]ボタンを押せば、再び、ICカードロック状態に戻る。ICカード対応アプリを操作するときなど、連続的にFeliCaロックを解除したいときは、設定メニューから操作することになるが、待受ショートカットに登録しておけば、下方向を押すだけで、呼び出すことができる。メール周りのセキュリティなどは基本的に従来モデル同様だが、ロックNo.の桁数が4~8桁対応になっている。
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USBクレードル充電台を採用。パソコンのUSBポートと接続すれば、LISMOなどのデータ転送などが使いやすくなる
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【音楽再生】
音楽再生はauが提供するLISMO(au LISTEN MOBILE SERVICE)、従来モデルからサポートされているSD-Audioの両方に対応する。再生時間は音源チップに再生支援機能が搭載されるため、連続再生は最長18時間まで可能となっている。また、音楽再生機能を利用すると、音楽データ転送のために、頻繁にパソコンと接続するが、W43CAはUSBクレードル充電台が付属しており、クレードルに載せるだけで、au Music Portとのシンクロが可能だ。パソコンのUSBポートとの接続については従来モデル同様、USBハブではなく、本体側のUSBポートに接続した方が確実だ。ちなみに、カシオソフトが販売するMySyncシリーズを利用すれば、パソコン上でスケジュールを管理したり、Outlookとのシンクロなども利用できる。
auの2006年秋冬モデルではヤマハの信号処理技術「DBEX」により、音楽再生時の音質を向上させたとしている。筆者はオーディオの専門家ではないため、感覚的なものでしかないが、従来のLISMOの環境に比べれば、少し音質がクリアになった印象だ。より高い音質を求めるのであれば、高いビットレートで音楽データを作成できるSD-Audioを利用するのも手だ。残念なのはLISMOとSD-Audioの音楽データが混在するプレイリストを作成できない点だろう。
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6種類のモバイル辞典を搭載。待受ショートカットから呼び出すとカンタン
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【その他の新機能及び注目ポイント】
この他には、英和・和英・国語辞典、英会話とっさのひとこと辞典などを収めたモバイル辞典、最長3時間までの録音に対応したICレコーダーなどが新たに搭載されている。パソコンのホームページが閲覧できるPCサイトビューアーも最新版が搭載されているが、W41CAなどに搭載されていたPCドキュメントビューアーはなくなっている。ビジネス文書の閲覧したいユーザーは、auが提供するEZドキュメントビューアーを利用することになる。
■ 愛着を持って使いたいなら「買い」
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シンプルで飽きの来ないデザインでうまくまとめられている。派手さはないが、使い込むほどになじんでくるモデルだ
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さて、最後にW43CAの「買い」について考えてみよう。G'zOneや高性能カメラ搭載モデルなど、機能やスペックを求めるユーザーに高い支持を得ているCAシリーズ。今回のW43CAはそうしたCAシリーズとは少し方向性が異なり、「慣れ親しむ楽しさ」や「使いやすさ」を前面に打ち出したモデルだ。昨年、販売されたA5512CAのコンセプトを継承しながら、「Heart Craft」というデザインテーマによって、一段と親しみやすいWIN端末として、まとめられている。待受画面をはじめ、さまざまなシチュエーションで表示されるグラフィックによる演出は、ユーザーを和やかに楽しませてくれる。EZニュースフラッシュやEZチャンネルプラス、デコレーションメールなど、auの新サービスにも対応しており、機能的にも不足を感じることはほとんどない。ただ、従来のCAシリーズに比べ、プラットフォームが変更されたためか、操作レスポンスやメール周りの機能などで、今後の改善が期待される部分も残されている。
これらのことを総合すると、W43CAを買いと言えるのは、使いやすさや親しみやすさ、和やかな楽しさを求めるユーザー、ケータイに愛着を持って使いたいユーザー向けということになる。派手なスペックや機能は求めないが、機能や対応サービスで不足を感じることなく、慣れ親しんでいく使いやすい端末が欲しいユーザーにはおすすめできる端末だ。使いやすさや親しみやすさというキーワードは抽象的で、なかなか理解されにくいものだが、実際にW43CAを毎日、使っていると、気の利いた演出とユーザーインターフェイスにより、少しずつ、そのコンセプトが理解できてくる。そんなケータイとじっくり付き合える気持ちを持てるユーザーにこそ、ぜひ検討して欲しい端末だ。
■ URL
ニュースリリース(KDDI)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0828/
ニュースリリース(カシオ計算機)
http://www.casio.co.jp/release/2006/w43ca.html
製品情報(au)
http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w43ca/
製品情報(カシオ計算機)
http://w43ca.jp/
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(法林岳之)
2006/10/26 16:05
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