機能的にも、CPUがDragonball Super VZ 66MHzになり、動作自体もきびきびとしている(ような気がする)。ただし、OSは、日本語版Palm OS Ver.4.1でSJ30やPEG-T650などと同様だ。また、メモリも今時といってはなんだが、16MBのRAMと8MBのフラッシュROM(ユーザーは使用できない)とSJ30などと同様やや物足りなさを感じさせる。SJシリーズとなっているが、どちらかというと形状を除いたハードウェアのスペックなどはオーディオ機能を搭載していることも含めてPEG-T650Cと一緒ということかもしれない。
ソフトウェアも新味はあまり感じないが、実用的で楽しいものが多い。ただし、グラフィックソフトのCLIE Paint、地図ソフトのNavin'You Pocket、e-ブックビューワのPook、WebブラウザであるXiino、メーラのCLIE Mail、PCのWordとExcel互換のDocuments to Go Standard Edition、世界時計のWorld Alarm Clock、番組表をWebからダウンロードできるTVscape、英和・和英辞書などがCD-ROMで配布されているので、あまり多くはないRAMにインストールする必要がある。いずれもCLIEでは定番のソフトなので、可能であればROMに搭載してほしかったところだ。