「NuAns NEO[Reloaded]」ミニレビュー（編集部石井）

　「NuAns NEO[Reloaded]」は、トリニティが6月9日に発売したSIMロックフリーのAndroid 7.1搭載スマートフォン。バックカバーの着せ替えができるデザインが特徴で、おサイフケータイ、生活防水、指紋認証に対応する。本体に相当する「CORE」の価格は4万9800円（税込）。

編集部・石井

　ここ数年で急速にスペックが向上したスマートフォン。どの機種を選んでも満足に使えるようになった一方で、機種ごとの多様性が狭まってきたようも思える。「もう少し個性があってもいいのになあ」と思えるスマートフォン市場で、独特の世界観を持っているのがトリニティの「NuAns NEO」シリーズだ。

　ケースメーカーが作ったスマートフォンということで、「コア」と呼ばれるスマートフォン本体に、別売りの外装ケースを付け替えて使うというコンセプトが面白い。外装ケースはプラスチックやレザーのような一般的な素材だけでなく、デニム、コルク、ストーンと、あまりスマートフォンに使われないような素材もラインナップ。柔らかい手触りが楽しいコルクと、冷たくすべすべしたストーンを付け替えると、まるで違う端末を持ったような気分になる。

光に当たるとキラキラと反射するストーン素材

　OSは前機種「NuAns NEO」に搭載されていたWindows 10 Mobileではなく、Android 7.1になった。最新Androidとはいえ、ユーザーインターフェースはカスタマイズを抑えたいわいる“素のAndroid”。その一方でおサイフケータイや指紋認証という求められる機能に絞り込んで対応している。

　端末自体の機能の便利さ・楽しさという点では特筆すべきものは少ないが、TPOにあわせて着せ替えられるという、普段使いのファッションアイテムのような楽しさは独特のものだ。