レビュー

「Disney Mobile on docomo DM-01J」ミニレビュー(編集部石井)

いつでも夢の国へ旅立てるスマホ

 NTTドコモから登場した「Disney Mobile on docomo DM-01J」は、ディズニーモバイルブランドを冠したAndroidスマートフォン。5インチのHDディスプレイや、ミドルレンジCPU「Snapdragon 430」、2GBのメモリを搭載する。「ケータイ Watch」編集部スタッフが体験した「DM-01J」を、それぞれの視点からご紹介する。

編集部・石井

 ハードウェアとしては堅実な作り。ガシガシ使いこなすユーザーには向かないかもしれないが、動作はなめらかだ。側面に「カド」がないため、手への収まりがよい。小窓付き手帳型ケースが付属。装着するとキャラクターのアニメーションが時刻や着信を知らせてくれる。

 しかし、メインはあくまでコンテンツだろう。「Disneyマーケット」からダウンロードできるコンテンツは幅広い。「ディズニーシネマ」アプリでは、ディズニー作品を無料で楽しめる。配信作品は入れ替わり制で、それほど多くはないが、「シンデレラIII」「海底2万マイル」など観応えのある作品を揃える。ディズニーランド・シーで使える「待ち時間ナビ」も、ディズニーモバイルならではのアプリだ。パーク内で使えば、アトラクションの待ち時間を確認できる。

「ディズニーシネマ」(左)のほか、映画音楽も聴き放題の「ディズニー・ミュージックプレイヤー」もある

 細かいところでは、ミッキーやミニーの声で起きられるアラーム音が用意されていたり、ケースやイルミネーション、UIの随所に“隠れミッキー”が仕込まれていたりと、遊び心をくすぐる作りになっている。スマホでどっぷりディズニーの世界に浸るならこの端末だろう。

 一方で、もう少し端末の機能を生かしてほしいと感じる部分もある。例えば、音声ガイドのエモパーを搭載しているが、有効にすると手帳型ケース装着時のアニメーションが表示されなくなる。ここに、ミッキーの声でしゃべるエモパーがあったら完璧なのに……と思ってしまった。