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複数の博物館・美術館の展示ガイドを1つのアプリで「ポケット学芸員」

 早稲田システム開発は、複数の博物館や美術館に対応した展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」の提供を開始した。iOS版/Android版があり、ダウンロード・利用は無料。

 「ポケット学芸員」は、ひとつのアプリで複数の施設に対応する展示ガイドアプリ。施設でガイド端末をレンタルすることなく、ユーザーのスマートフォンで利用できる。4月中に北海道博物館や岩手県立博物館、徳川ミュージアム、市川市東山魁夷記念館など、24館が対応する予定。

 対応施設には、一般的な展示ガイドと同様にガイド番号を展示した札が掲示される。アプリで施設を選び、番号を入力して解説を表示できる。解説は各施設公式のもので、施設によっては文章や画像のほか、動画や音声でのガイドが提供される。また、アプリは多言語対応で、施設によっては複数言語での案内も利用可能。

6カ国語でのガイドイメージ(北海道博物館)

 同アプリを提供する早稲田システム開発は、博物館・美術館向けの収蔵品管理サービスを提供する企業。同社は今後、2016年内に50~100館でのサービス提供を目指す。

「ポケット学芸員」2016年4月中の対応予定施設一覧

北海道博物館、岩手県立博物館、徳川ミュージアム、市川市東山魁夷記念館、福生市郷土資料室、大和市つる舞の里歴史資料館、イルフ童画館、松本市立博物館、松本市時計博物館、松本市山と自然博物館、窪田空穂記念館、小松市立博物館、福井市立郷土歴史博物館、名勝養浩館庭園、ふくやま文学館、萩博物館、香川県立ミュージアム、瀬戸内海歴史民俗資料館、香川大学博物館、高知県立高知城歴史博物館、九州産業大学美術館、臼杵市歴史資料館、種子島開発総合センター「鉄砲館」、天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」

石井 徹