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Qrioのスマートロック、一時的な暗証番号で解錠可能に

 Qrioは、サムターンに取り付けて使うスマートロック「Qrio Smart Lock」にアカウント登録なしで解錠できる機能を追加し、3月に法人向けに提供する。

 Qrio(キュリオ)は、スタートアップ支援を手がけるWiLとソニーの合弁会社。ソニーの無線セキュリティ技術、公開鍵認証技術などを用いたスマートロック製品を開発、提供している。

 「Qrio Smart Lock」は、ドアのサムターン部に取り付けるタイプのスマートロック。解錠手段としてこれまでiOS/Android向けのアプリが提供されてきた。このアプリでは鍵のシェア機能を持つものの、アカウント登録が必須だった。

Qrio Smart Lock
Qrio Keypad

 今回提供される新たなロック解除機能は、テンキーで入力された暗証番号をスマートロック本体が認証するもの。リモコン式の「Qrio Keypad」と、同様の機能を持つアプリ「Qrio App」が提供される。

 暗証番号は1時間、1日、1週間といった一定時間ごとに自動で変更されるように設定できる。不動産の内見や民泊などで、一時的に利用する相手に対して、暗証番号を伝えることで対応できる。

石井 徹