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クアルコム、ARプラットフォームのVuforia事業を売却

 米クアルコムは、ARプラットフォームとしてモバイル端末向けに開発していた「Vuforia」の事業を、PTCに売却することで合意したと発表した。

 「Vuforia」はスマートフォンやタブレットに対応し、ゲームエンジンでアプリの開発が可能なAR技術のプラットフォーム。玩具やパッケージなどの認識技術も提供されており、カメラで撮影して3Dモデリングを行うといった特徴も備える。

 クアルコムは、5年に及ぶ開発で「Vuforia」が業界をリードするプラットフォームになっているとし、「PTCの下で発展していくことを楽しみにしている」とコメントしている。

「Vuforia」によるARナビの画面(2015年5月)
「Vuforia」のカメラで3Dオブジェクトデータを取り込むデモ(2015年4月)

太田 亮三