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「Huawei Watch」、4万5800円~で10月16日発売

 ファーウェイ・ジャパンは、Android Wear搭載のスマートウォッチ「Huawei Watch」を10月16日に発売する。想定価格は4万5800円(税抜、以下同)~。

 「Huawei Watch」は2月に開催された「MWC 2015」で発表された製品。直径42mmの完全に円形で400×400ドットのAMOLEDディスプレイを持つ。盤面にはサファイアクリスタルを採用。時計のバンド部の作りが異なる4種類の製品が発売される。

「W1 Classic learther」
「W1 Classic Stainless」
「W1 Active」
「W1 Elite」

 「W1 Classic learther」はシルバーのベゼルにブラックレザーのバンドを採用したモデルで、4万5800円。「W1 Classic Stainless」はベゼルがシルバーでバンドがステンレススチールのモデルで、5万1800円。「W1 Active」はベゼルがブラックで、バンドにブラックのステンレススチール採用したモデルで、5万7800円。いずれも10月16日発売。

 ゴールドのベゼルとブラウンレザーを採用したプレミアムモデル「W1 Elite」は、11月中旬に発売される。価格は8万1800円。

 初回販売は楽天の同社公式モール「Vモール」とAmazon.co.jpでのオンライン販売のほか、ヨドバシカメラやビックカメラの旗艦店と、ソフトバンク表参道などのソフトバンクショップ6店舗での販売に加え、期間限定で伊勢丹新宿店メンズ館での販売も行われる。

「スマートウォッチのイメージを変えたい」

 発表会では「Huawei Watch」モデルが登場。会場のランウェイを練り歩きファッショナブルな「Huawei Watch」をアピールした。

ファーウェイ・ジャパン プロダクトセンター 商品企画担当部長の平山広道氏

 製品説明のため登壇したファーウェイ・ジャパン 端末総括本部 プロダクトセンター 商品企画担当部長の平山広道氏は、モデルを起用したPRの意図を「これまでの“ギークがつける特殊な製品”というスマートウォッチのイメージをHuawei Watchによって変えたい」と説明し、スイスの有名時計メーカーと共同開発した「Huawei Watch」のデザイン面でのこだわりを解説した。

 「Huawei Watch」は、アナログ時計で主流となっている「ビッグサイズ」の42mmの盤面を採用。タッチパネルは、400×400ドットと他社製品より解像度が高く、完全な円形となっている。スマートフォンでいう「ベゼル」にあたる本体と画面のギャップ部を0.6mmと細くしたことで、白い文字盤も違和感なく表示できる。

 竜頭の位置は時計の盤面で「2時」の方向にあり、人間工学に基づいた押しやすい位置だという。音声認識用のマイクについては、裏面に配置することで見た目に配慮している。

 40種類の盤面デザインをプリセットする。多くは秒針がついているタイプで、その動きのアニメーションもアナログ時計に近づけるようこだわったという。

 センサーには加速度、ジャイロ、気圧計のほか、心拍計を搭載し、心拍数を記録できる。Wi-Fi対応などの、Android Wearの一通りの機能に対応。

 本体部は直径約42mm×厚さ11.3mm、ベルト幅は約18mm。市販の腕時計用のベルトへの交換に対応している。重さはレザータイプが約61g、フラットメタルタイプが約96g、チェーンメタルタイプは約131g。IP67相当の防水、防塵性能を備える・

 バッテリーは約300mAh、連続使用時間は約1.5日。接続に対応するスマートフォンはAndroid 4.3以降と、iOS 8.2以降のモデル。

「サービス2.0」を掲げるファーウェイ

 ファーウェイ・ジャパンのデバイス・プレジデント 呉波(ゴ・ハ)氏は、グローバル・日本市場ともに好調なファーウェイの業績をアピールした。

 中国市場でのシェアトップに加えて、グローバルのスマートフォン市場シェアでは第3位となったファーウェイ。特に中国市場において、6万円以上のプレミアムモデルが好調でなことから、出荷台数と比較して売上が大きく伸びているという。

 日本市場では、数年間シェア1位を維持しているWi-Fiルーターやデジタルフォトフレームに加えて、SIMロックフリーのスマートフォン市場、タブレット市場でも販売シェア1位を他社と競う状況で、存在感を示している。

 高品質なサポートが求められる日本市場での更なるシェア拡大を目指し、呉氏は「サービス Ver.2.0」を掲げ、アフターサポートを充実させていく方針を表明。その取り組みの一環として、フリーダイヤルのコールセンターの設置と、修理品についてユーザーの自宅まで引き取りと返送を送料無料で行うサービスを発表した。

石井 徹