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スーパーiPhone優遇策を連発するau、「他社に先駆けて出していく」
iPhone 6sの価格は「出したかったが間に合っていない」
(2015/9/11 20:27)
KDDIは、アップルから「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」が発表されたことを受け、「スーパーカケホ」「スーパーアップグレードキャンペーン」「スーパー機種変更キャンペーン」「auにかえる割スーパー」からなる、iPhone 6s/6s Plusの優遇施策の数々を発表、全社一丸となってiPhoneを猛プッシュしていく姿勢が明らかになった。
11日には都内で記者向けに発表会が開催された。登壇したKDDI 代表取締役執行役員専務の石川雄三氏は、「できるだけ他社に先駆けて出していきたい」と切り出し、「スーパーがキーワードになっている」と、料金プランやキャンペーンを解説した。
「スーパーカケホ」
「スーパーカケホ」は、新料金プラン「カケホとデジラ」に追加される料金プランで、スマートフォン全体が対象だが、「大きな商品(iPhone 6s/6s Plus)が発売されることに合わせるのは当然のこと。カケホとデジラを提供した1年前から検討してきた。間に合わせたのが正直なところ」と、iPhone 6s/6s Plusをターゲットに発表したこと明かした。
「スーパーカケホ」の背景は、3キャリアの新料金プランの基本料が月額2700円で横並びで、なおかつこの金額が高いとするユーザーの指摘に応えたものとする。「料金競争をしたいのではなく、(カケホの基本料の)2700円が高いということに応えた」(石川氏)。
1回5分までが無料とする内容については、「LTEプラン」ユーザーの通話の実績として、9割以上が5分以内の通話であることを明らかにした。その上で、3分以内としても全体の約8割がカバーできたものの、90%を超える5分に設定したとし、「カケホと遜色ない。データが3GBでもカケホのデータ2GBより安くなる。非常にお得に利用できる」とアピールした。
「スーパーアップグレードキャンペーン」
「スーパーアップグレードキャンペーン」については、「アップグレードプログラム」が端末購入者の6割が加入する人気のプログラムとした上で、「iPhoneを、1年に1回どうしても買い替えたい、という声にお応えしたかった。キャンペーンという形でお応えする」などとした。同キャンペーンはまた、既存のユーザーを重視する施策の一環ともしている。
auのiPhone 6s/6s Plusは2つのキャリアアグリゲーションに対応
石川氏は、スーパー快適と謳うネットワークについても触れる。iPhone 6s/6s Plusは、4G LTE(FD-LTE)で2.1GHz+800MHz、下り最大225Mbpsのキャリアアグリゲーションに対応すること加えて、WiMAX 2+(TD-LTE)で2.6GHz×2、下り最大220Mbpsのキャリアアグリゲーションにも対応することを示し、「iPhone 6s/6s Plusは先にTD-LTEを探しに行く。WiMAXにはフレッシュなバンドが導入されており、空いている。高速で快適」と、通信速度でも優位性があるとした。