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12GBで3400円、シェアSIMや通話パックも――BIGLOBE SIMが大幅改定

端末セットではZenFone 2 Laserを提供

 ビッグローブ(BIGLOBE)は7日、NTTドコモ網を利用したMVNOサービス「BIGLOBE SIM」の今後の新サービスを説明する発表会を開催した。

 「BIGLOBE SIM」では、10月より月額料金の値下げが行われる。月間容量3GBの「エントリープラン」では900円、6GBの「ライトSプラン」では1450円、12GBの「12ギガプラン」では2700円(音声通話対応SIMはプラス700円)。

エントリープランライトSプラン12ギガプラン
データ専用900円1450円2700円
データ+SMSオプション1020円1570円2820円
音声通話対応1600円2150円3400円
月間データ容量3GB6GB12GB

 11月30日までのキャンペーンとして、期間中に「ライトSプラン」または「12ギガプラン」を申し込んで、6カ月利用したユーザーには、音声通話対応SIMでは1万円、データSIMなら3000円がキャッシュバックされる。

シェアSIMカード

 複数枚のSIMカードでデータ容量を共有できる「シェアSIMカード追加オプション」の提供が開始される。月間6GB利用可能のライトSプランは最大2枚を、月間12GBの12GBプランでは最大4枚を追加可能。音声通話対応SIMは月額900円/1枚。データ専用SIMは200円/1枚、SMS対応SIMは320円/1枚。SIMカード発行時に追加手数料として1枚当たり3000円の手数料がかかる。音声通話対応SIMについては7日より、データSIMについては10月より提供を開始する。

1時間まで月額650円で通話できる定額パック

 070/080/090の電話番号を用いて割安に通話できるサービス「BIGLOBEでんわ」では、月額650円で60分の通話が利用可能な「BIGLOBEでんわ 通話パック60」を提供開始する。

 60分を超えた分の通話料金は通常の「BIGLOBEでんわ」と同様の30秒当たり10円となる。

「ZenFone 2 Laser」をラインナップに追加

 BIGLOBE SIMとセット購入できるスマートフォンのラインナップとして、新たにASUS製の「ZenFone 2 Laser」(ZE500KL)を追加する。24カ月支払いの「アシストパック」での提供となり、月額1150円(総額2万7600円)。

電話によるMNPでの即日開通に対応

 従来、Webサイト上でBIGLOBE SIMへのMNP転入を申し込んだ際には、新しいSIMカードが到着するまで利用できない期間が発生していた。今回新たに、電話での切り替えに対応することで、新しいSIMカードが届いてからユーザーが電話で手続きをすることで即日切り替えに対応する。

契約前に実際にSIMを試せるお試しスポット

 BIGLOBE SIMの契約を検討しているユーザーに向けて、量販店などの店舗内で、ユーザーのスマートフォンでBIGLOBE SIMを試せる「お試しSIMスポット」を展開する。

 当初の「お試しSIMスポット」対象店舗は、「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba・梅田」とさいたま市の「スマホの窓口スマート・スマート」と、全国のイオン10店舗。

 初心者向けにホームページ上では、ビギナーズガイドや料金シミュレーターが公開されている。

2017年度までに100万契約

ビッグローブ モバイル事業部長の海老原氏

 今後の目標として、2017年度までにBIGLOBE SIMの契約数を100万契約とすることを挙げている。発表会に登壇した同社執行役員 モバイル事業部長の海老原三樹氏によると、現在の契約者数は「25万契約前後」。当初は3GBまでの「エントリープラン」を選択するユーザーが9割を占めていたが、音楽や動画の定額配信サービスが増加した直近2カ月では、4割程度のユーザーが6GBの「ライトSプラン」を選択している状況という。

 大容量の通信の需要が増加することを想定し、回線速度を順次増強していくほか、同社の提供する公衆Wi-Fiや固定回線とのシームレスに連携できるサービスを提供していきたいとしている。

訪日外国人客向けの「NINJA SIM」も展示されていた

石井 徹