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ドコモポイントが「dポイント」に、12月開始

 NTTドコモは、ドコモポイントを12月1日より「dポイント」として提供する。dポイント加盟店、あるいはクレジットカード決済が使える店舗において「dカード(現DCMX)」で支払うとポイントが貯まる。さらにプラスチックカードの「dポイントカード」も発行される。

貯め方、使い道が拡がるdポイント

 現在のドコモポイントは、携帯電話やドコモ光の利用料、dマーケットの支払い、DCMX(ドコモのクレジットサービス)のポイントからの転換、あるいはプレミアクラブ会員向けアンケートで貯めることができた。

 12月からは、dポイント加盟店においてdポイントカード/dカードを提示する、あるいはクレジットカード加盟店(Visa/MasterCard/iD)においてdカードや、dカード mini(現DCMX mini)で支払う、そしてローソンなどで使えるPontaからの交換という手段でもdポイントを貯められるようになる。

 またdカードの支払いで貯める場合、これまでは月の請求で、1000円につき10ポイントだったが、12月からは支払時に100円ごとで1ポイントという形になる。dカード miniの付与率は200円につき1ポイント。

 使い道としては、ドコモの商品での支払いにくわえて、dポイント加盟店での支払い、あるいはPontaへの交換、携帯電話料金への充当という形になる。dポイント加盟店という実店舗での利用が可能になることが、これまでのドコモポイントとの大きな違い。携帯電話業界では、すでにauが同様の取り組みを実施しているほか、ソフトバンクがTポイントとの連携を推進。3大キャリアの中では最も後発の取り組みとなる。

プラスチックカードを発行

 新たに発行される「dポイントカード」は、年会費無料で、加盟店でカードを提示してポイントを貯められる。

 一方、ドコモのクレジットサービス「DCMX」はdカードに名前を変えて、プラスチックカードもdカードに切り替わる。既存のDCMXユーザーは、カードの有効期限が切れて更新する際、新たなデザインになる。

dポイントクラブ

 dポイントへのリニューアルにともない、ポイント付与率を決める“ステージ”やその条件も変わる。これまでは、グランプレミア(15年以上)、プレミア(10年以上)などとドコモ回線の利用期間などで決まっていた。

 一方、新しい仕組みでは、レギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールドという4つのステージだけになり、ポイント付与率が高まるのはゴールドステージ(100ポイント)のみ。しかしステージによって利用できるクーポンが異なる形となる。どのステージになるのか、その条件は「6カ月間のdポイント獲得数」「ドコモ回線の継続期間」「DCMX/dカード契約」のいずれか。10年以上利用していれば、dポイント獲得数が少なくてブロンズになり、15年以上であればシルバーになる。

関口 聖