タクシー乗車中のCM視聴で割引クーポン、日本交通のタクシー配車アプリ

　日本交通、博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂、ACCESSは、タクシーを利用時にCM動画を観ると、タクシー運賃の割引クーポンがもらえるという情報配信サービスの実験を開始した。コンテンツ配信にはBeaconを利用する。

　実験は東京23区、三鷹市、武蔵野市で行われ、黒色タクシー1557台にBeacon装置を搭載。iOS/Android向けアプリ「日本交通タクシー配車」のユーザーで、ネット決済機能を使うユーザーであれば参加できる。実験が行われるタクシーに乗ると、Beaconからの通知を受けて「日本交通タクシー配車」のアプリが企業のCM動画を通知する。この動画をアプリ上で再生すると、乗車～降車までに観た回数に応じて次回のタクシー乗車時に利用できる、割引クーポンが配信される。

　利用する際には、BluetoothとGPSを有効にする必要がある。動画視聴に関する通信料はユーザーが負担する。また利用機種、回線の混雑状況によって、乗車を検知できない場合もあるとのこと。

　タクシーを利用するタイミングにあわせて、割引クーポンを用意することで動画コンテンツの視聴に誘導する仕組みとなっており、配信プラットフォームには博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センターのものを活用。乗車した場所、時間帯、回数にあわせて配信するコンテンツを変えるといった自由度、柔軟性を実現しているという。