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マイクロソフト、499ドル~のWindowsタブレット「Surface 3」

LTE版もラインアップ

 米マイクロソフトは、Windowsタブレットの新モデル「Surface 3」を発表した。Surfaceシリーズとしてこれまでで最も薄く、軽く仕上げられたWindows 8.1搭載タブレットで、将来的にはWindows 10への無償アップグレードが可能。Wi-Fi版に加えてLTE版も用意される。グローバルでは予約受付が開始された、日本への発売について、日本マイクロソフトでは「最適な形での投入を検討」としており、時期などは明確にされていない。

 「Surface 3」は、10.8インチ、フルHD(1920×1280ドット)のディスプレイを搭載するWindows 8.1搭載タブレット。大きさは267×187×8.7mm、重さは622g。メモリとストレージが異なるモデルが用意され、2GBのメモリと64GBのストレージ、あるいは4GBのメモリと128GBのストレージという組み合わせになる。CPUは、1.6GHz駆動(最大2.4GHz駆動)のクアッドコア「Atom x7-Z8700」。

 Wi-FiやBluetooth 4.0に対応し、インターフェイスとしてUSB 3.0ポートやMini Display Port、microSDカードスロット、充電用microUSBポート、イヤホンジャックなどが用意される。インカメラは350万画素、背面カメラは800万画素でオートフォーカス対応。Dolby Audioのステレオスピーカーも装備する。このほか、1年間のOffice 365 Personal(クラウドストレージのOneDrive対応)の利用権も用意される。背面にスタンドが用意され、3段階の角度から選べる。

 米マイクロソフトのオンラインストアでの価格は、もっとも安い「2GB/64GB/Wi-Fi」で499ドル(約6万円)、「4GB/128GB/Wi-Fi」が599ドル(約7万2000円)と案内。Wi-Fi版に加えて、LTE対応版もラインアップされるがその詳細は別途、あらためて発表されるとのことで、現時点ではまだ価格や発売時期などは明らかにされていない。

 日本での展開について、日本マイクロソフトでは「最適な形での投入を検討しており、あらためてお知らせする」とする。発売の有無を含めた検討とのことだが、過去のSurfaceシリーズは、海外版と時期がずれることがあったものの、日本でも発売されてきたことから、Surface 3も発売される可能性は高いが、その検討結果がいつ公表されるか、LTE版も発売されるか、といった点については何も明らかにされていない。

3段階で調整できる
ドッキングステーションに装着したところ
ドッキングステーション
ACアダプタ
画面保護フィルムもオプションに
LTE対応モデルのnanoSIMスロット

関口 聖