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パーツを選んでスマホを組み立てる「Project Ara」、プエルトリコで市場テスト

 グーグルが進める「Project Ara」の開発者会議が開催され、第2弾の試作機「Spiral 2」が披露された。さらに2015年中に、プエルトリコで市場テストとして登場することになった。

Project AraのYouTube動画ではさまざまなパーツのイメージが紹介された。その中に東芝、富士通の名も

 2013年から進められている「Project Ara」は、ハードウェアにおけるオープンプラットフォームを目指す取り組み。グーグル側がエンドスケルトン(外骨格)と呼ばれる、フレーム部分を提供し、さまざまな企業がカメラモジュール、ディスプレイモジュールなどを供給する形が想定されている。本誌が昨年10月に行ったインタビューでは、まず3G対応の試作機「Spiral 2」、1月~3月にかけてLTE対応の「Spiral 3」を開発する方針が明らかにされていたが、今回、その方針通り、Spiral 2が公開された。

 また、マーケットパイロット(市場テスト)も実施されることが明らかにされた。この舞台となるのはプエルトリコ。そのマーケットパイロットの成果を受けて、その後、本格的な製品化が検討される見通し。

関口 聖