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富士通テン、地図の自動更新に対応した通信モジュール付きカーナビを発表

 富士通テンは、カーナビゲーションのECLIPSEブランドから、最新の地図・施設情報の検索・ナビゲーションが可能になる通信モジュール搭載モデル「AVN-SZ」シリーズの新製品を11月上旬に発売する。

 想定価格は、9型(幅223mm)の「AVN-SZX04i」が20万円前後、7型ワイド(幅200mm)の「AVN-SZ04iW」と7型(幅180mm)の「AVN-SZ04i」が12万円前後。通信費や地図更新費は、購入時点から、2017年10月末までは無料。2017年11月以降は、2年間の利用で3万円前後を予定している。なお、通信はNTTドコモの3G回線を利用する。

 「AVN-SZ」シリーズは、市販される製品として初となる、通信モジュール搭載のモデルで、単体で地図情報の自動更新に対応するカーナビゲーションシステム。購入後すぐに利用できる。毎月最新の全国道路地図がカーナビで自動更新されるほか、定期的に更新する施設情報を利用したリアルタイム検索など、常に最新の情報でナビゲーションすることができる。地図情報の更新は15分~20分ほどで完了する。

 今回の新製品では、富士通テンが“人・クルマ・社会”のデータをつなぎ合わせて新たなモビリティライフを提供する“つながるサービス”「Future Link」の考えに基づき、新たな機能が搭載されている。

 たとえば、音声対話で検索できるスマートフォンアプリ「CarafL」が進化している。「CarafL」をダウンロードしたスマートフォンでAVNとセンターをつなげば、施設検索や目的地検索、テレビ・音楽などのAV機能が、音声で操作できる。カーナビ本体のマイクに向かって話すことで機能するため、スマートフォンは鞄の中に入れたままでも操作可能。このほか、Wi-Fi、MirrorLink、「クルマでDS」(ソフトは別売)にも対応する。

 新製品はこのほか、通信モジュールを搭載していないモデル「AVN-Z」シリーズや、スマホ連携のないLiteシリーズなども含め、合計9製品をラインナップしている。

川崎 絵美