スマホと車載AV機器の通信規格「MirrorLink」、2013年1Qにも公開


 スマートフォンが車載AV機器として広く普及するかもしれない。米カー・コネクティビティ・コンソーシアム(CCC)は、スマートフォンと車載AV機器を接続するための通信規格「MirrorLink」のバージョン1.0.1を2013年第1四半期にも公開すると発表した。

 「MirrorLink」は、車載オーディオ機器などとスマートフォンを接続するための通信規格。かつては「Terminal Mode(ターミナルモード)」と呼ばれていた。仕様を策定するCCCでは、アプリ開発者に対して2013年の第1四半期にもバージョン1.0.1公開する。

 また、自動車工業会のガイドラインに準拠する走行モード機能付きアプリの制作と承認プロセスの合理化を目的に認定ガイドラインを改訂する。CCCに加盟することで認定が受けられる。

 「MirrorLink」によってスマートフォンをカー・オーディオの代わりに利用したり、車のステアリング(ハンドル)部やダッシュボードのボタンからスマートフォンを操作できるようになる。CCCによると、自動車メーカーの8割、スマートフォンのグローバルメーカーの7割がCCCに加盟しており、現在までに40品目を超える「MirrorLink」認定製品があるという。

 




(津田 啓夢)

2012/11/14 16:14