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エレコムがLTE対応MVNO「SkyLinkMobile」、データSIMは月780円~
freetel製スマホとセットで月1080円~、VoIPも
(2014/9/1 14:01)
エレコムは、MVNO型データ通信サービス「SkyLinkMobile」の提供を開始した。同社直販サイトで販売される。VoIPによる通話サービス、freetel製スマートフォンとのセットなども用意される。
SMS対応版も用意したSkyLinkMobile
SkyLinkMobileは、NTTドコモのネットワークを借り受けて提供されるデータ通信サービス。「データ通信専用パッケージ」のほか、VoIPやSMSが利用できる「SMS対応パッケージ」、freetel製のAndroidスマートフォンがセットになった「スマホセットモデル」が用意される。
LTE対応サービスながら、スマホセットの場合、セットのスマホは3Gのみサポートする機種となる。また、料金プランはSMS対応パッケージ(VoIPセット)と同等ながら初期費用が1万2000円(税別、以下同)かかる。
いずれのパッケージも、料金コースは共通しており3種類から選ぶ。通信速度は300kbpsに制限されるが、月間の通信量に制限がない「フリー」、1日あたり70MBまで高速通信が利用できる「デイリー」、月間2GBまで利用できる「マンスリー」となる。デイリーとマンスリーでは、通信量が上限に達すると通信速度が制限される。デイリーの場合は100kbps、マンスリーの場合は200kbps。たとえばデータ通信のみの「フリー」は月額780円だが、SMS対応になると月額900円、SMSとVoIP対応になると月額1080円となる。
データ通信 | データ通信+SMS | データ通信+SMS+VoIP | |
フリー | 780円 | 900円 | 1080円 |
デイリー | 980円 | 1100円 | 1280円 |
マンスリー | 1580円 | 1700円 | 1880円 |
SIMカードは標準、micro、nanoの3種類。SMSは1通、3.24円で、海外宛は1通50円(非課税)、海外滞在時も利用でき、1通100円(非課税)となる。
VoIPサービス「SkylinkPhone」
音声通話サービスは、パケット通信を利用したVoIP「SkyLinkPhone」が利用できる。通話料は国内固定電話宛で3分8.6円、国内の携帯電話宛で1分16.25円。PHS宛の通話料自体は携帯電話宛と同じ単価だが、別途、1回あたり10.8円がかかる。また国際電話(非課税)にも利用でき、たとえば米国本土、中国、韓国などは1分3円で利用できる。
海外滞在時には、NTTドコモの「海外パケ・ホーダイ」の対象となり、「SkyLinkPhone」をWi-Fi経由で利用するとパケット通信代はかからず、通話料だけかかる形。モバイル通信経由での「SkyLinkPhone」は通話料に加えて、国際ローミングの通信料もかかる。
セットのスマホは「priori FT132A」
スマホセットで提供されるのは、freetel製「priori FT132A」。3.5インチ、480×320ドットのディスプレイに200万画素カメラ(インカメラは30万画素)を装備する、Android 4.1.2搭載スマートフォン。
大きさは116.6×61.8×11.6mm、重さは112g。ストレージ(ROM)とメモリ(RAM)はどちらも512MBで、最大32GBまでのmicroSDカードを利用できる。
SkyLinkMobile自体はLTE対応サービスとして提供されるが、「priori FT132A」は3Gのみ対応する機種で、通信速度は下り最大14Mbps。