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高電社、「かざして翻訳」などで使われる翻訳モジュールのiOS版を提供

 高電社は28日、中国語(日中・中日)および韓国語(日韓・韓日)の翻訳機能をiPhone/iPad用のアプリに組み込める開発モジュールの販売を開始した。動作環境は、iOS 6.1以降。Android向けの同様のモジュールは、すでに提供済み。

 これを組み込んで開発したアプリは、インターネットの通信環境のない状態でも翻訳できることが特長。海外や、地下街などの通信環境の整っていない場所での利用を想定したアプリにおいて、翻訳機能を備えることができる。

 開発モジュールに搭載されている辞書には、日中38万語、中日30万語、日韓37万語、韓日34万語の単語が収録されている。日中・中日の翻訳用モジュールは、簡体字・繁体字の両字体に対応する。

 同社では、2011年にAndroid版の中国語翻訳、2013年に韓国語の翻訳モジュールをそれぞれリリースし、シャープ製のAndriodスマートフォン「AQUOS Xx 304SH」に搭載する翻訳機能「かざして翻訳」において、同モジュールが採用されている。今後は英語(日英・英日)もラインナップしていく予定としている。

川崎 絵美