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Android向け「LINE」最新版、LINE電話の本人確認を強化

 LINEは、スマートフォンアプリ「LINE」のAndroid版で最新版を公開した。スタンプ関連機能の強化、グループ招待人数の拡大などのほか、有料通話サービス「LINE電話」利用時における本人確認プロセスが強化された。

 LINE電話における本人確認は、番号なりすましの指摘を受けて、4月上旬に不正利用対策が案内されていた。今回、導入された機能は、その際明らかにされていた「端末のSIM情報の確認」「ネットワーク接続状況の確認」「不正使用検知アルゴリズムによる確認」を実施した上で、本人以外の電話番号で「LINE電話」を利用しようとしている可能性があれば、LINE電話利用時に再認証を求める案内が表示される。再認証を行う基準など詳細は、セキュリティ上の理由で開示されていない。

 再認証では、LINEに登録している電話番号宛にSMSが送られ、そのSMSに記された認証番号を入力すると、発信者番号を通知する形で「LINE電話」を利用できるようになる。もし認証をキャンセルしたり、認証に失敗したりした場合、あるいはバージョン4.3.0未満のLINEを利用している場合は、LINE電話そのものは利用できるものの、発信者番号が非通知になる。

スタンプ機能などを強化

 最新版では、いくつかの機能が強化された。1つはスタンプ関連で、トークにスタンプを送る前にいったん確認する「スタンププレビュー」が導入された。これまで通りの使い勝手にする場合は、設定メニューでオフにする。

 トーク上にあるスタンプをタップすると、そのスタンプが端末内にあれば、そのスタンプを含む一覧が表示される。これにより、同じスタンプをより手軽に送信できるようになった。

 友人関連では、相手が自分を「友だち」リストに追加し、「知り合いかも」のリストに表示される場合、追加理由が示されるようになった。たとえば、相手のアドレス帳に、自分の電話番号が含まれていれば「電話番号で追加されました」と表示される。

 また18歳未満のユーザーをLINE IDで検索する場合、通常は検索できないが、公式アカウントであれば検索・追加できるようになった。

 このほかグループの最大招待人数が100人→200人へ拡大した。なお、グループではなく複数人のトークは最大100人のまま。

 LINEと連携するアプリ(ゲームなど)からの招待メッセージを一括で受信しないよう設定できる機能も追加された。

 なお、iPhone版でも同様の機能を搭載するバージョンが公開される予定。

関口 聖