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ドコモ、音声通話の接続料を値下げ

 NTTドコモは、2013年度に適用する、携帯電話事業者間の音声通話接続料を発表した。21日付けで総務大臣へ届け出を行っており、2013年4月1日にさかのぼって適用する。事業者間同士の料金であり、ユーザーの利用料には直接、影響しない。

 接続料は、携帯電話事業者が相互に支払っている費用のこと。A社のユーザーがB社を利用する友達へ電話をかけると、A社とB社、両方のネットワークを利用する。このため通話料もA社、B社に支払う必要があるが、日本ではA社のユーザーはA社に支払うことになりB社への支払いは気にせずに済む。その一方で、A社とB社の間では、接続料という形でネットワークの使用料を精算している。

 2012年度は1秒あたり0.067円だったが、今回は14.9%値下げされ、1秒あたり0.057円(30秒あたり1.71円、3分あたり10.26円)になった。この料金は、総務省が掲げるガイドライン(2013年8月改定版)に沿って算定されたもの。なお、パケット通信の接続料については別途、届け出るとのこと。

関口 聖