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インテリアホン「JD-BC1CL/CW」に新色追加

 シャープは、9月13日に発売となったスマートフォンと連携できるコードレス電話機、インテリアホン「JD-BC1CL/CW」に新色ダークブラウンをカラーバリエーションとして追加し、10月18日に発売する。市場想定価格はターコイズブルー、バニラホワイトと同じで、子機1台タイプが1万3000円前後、子機2台タイプが2万1000円前後となる。

 「JD-BC1CL/CW」は、Bluetoothで接続し、スマートフォンの発信や着信を子機で操作して通話できる「スマホコネクト」機能を搭載している。同機から、スマートフォンの回線を使って発信したり、スマートフォンの電話帳を、インテリアホンの子機に転送して登録することも可能。クリアな音質で通話ができる、「DECT 1.9GHz方式」を採用している。親機部分には時計と温度計機能が搭載され、ワンタッチで表示の切り替えができる。親機のサイズは、約131×72×168mm、重さは約163g。消費電力は待機時が約1.2W、動作時が最大約2.6W。子機のサイズは、48×19×160mm、重さは約122g。

「JD-BC1CL/CW」左から、ターコイズブルー、バニラホワイト、ダークブラウン

 近年、スマホなどの携帯電話がメイン端末として主流だが、意外にも固定電話機の市場はほぼ横ばいに推移している。その理由として、シャープ、商品企画担当の藤井氏は、「子どもが幼稚園や小学校に入学する際に、固定の加入電話を導入するケースが多く、減ってはいるものの無くならない。また加入電話の減少を補うようにIP電話を利用する方が増えている」と話す。IP電話はインターネット回線と併せて加入することで安価に電話番号を取得できることで加入者は年々増え続けている。

 昨年発売された同シリーズ「JD-4C2CL/CW」のユーザーアンケートによると、購買理由として「デザインが気に入って購入した」という回答が多く、さらに購入後の意見では「スマホコネクトが意外に便利だと気づき活用している」という意見も多かったという。それらを受けて、機能をシンプルかつ小型化し、背面などのデザインにもこだわることで需要に応えるべく新製品を発売した。今回追加したダークブラウンは落ち着いた印象でインテリアに馴染むため、人気のカラーだという。

背面は、設置面積を従来機の30%カットしたコンパクトフォルム
尻尾のような温度計センサーは、不要時には本体内部にしまえる仕様
175°のなめらかなカーブで、フェイスラインにフィット
子機は、スリムで女性の手にも馴染むサイズ

川崎 絵美