ソフトバンク、準天頂衛星の高精度な測位を推進する協議会に参加

　ソフトバンクモバイルは、衛星測位利用推進センター（SPAC）が中心になって設立される「高精度衛星測位サービス利用推進協議会」（QBIC）に参加すると発表した。

　「QBIC」は、2010年代後半に準天頂衛星が4機体制となり、高精度な測位サービスが常時可能になる「G空間社会」（地理空間情報高度利用社会）に備えて設立される協議会。実際にサービスを活用する民間企業が、日本のみならずアジア・太平洋地域でビジネスを展開するために必要な、業界横断的な課題を議論し、意見を集約し政府に提言・対応を促すことを目的としているという。

　「QBIC」は7月26日に設立される予定で、設立時点で、SPACを中心に民間企業が約200社参加する。また、内閣官房や総務省、国土交通省など政府関係省庁も参加する。

　このほか、ソフトバンクモバイルからは、取締役専務執行役員兼CTOの宮川潤一氏が、QBICの諮問委員会のメンバーとして参加する。

　またソフトバンクモバイルは、今秋にはソフトバンクグループとして、準天頂衛星「みちびき」を利用した大規模実証実験を行う予定としている。