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D2Cのマルチデバイス利用動向調査、技術系社員の併用率高い

 D2Cは、マルチデバイスの利用動向に関する調査を行い、その結果をまとめた。

 調査は、2013年5月、全国の15~69歳、携帯電話やPHS、スマートフォンを所有する男女3096人を対象に、ネットのアンケート調査を実施した。

 スマートフォンユーザーの比率は43.3%で、2012年11月の調査より5.7ポイント増加した。フィーチャーフォンのみ利用は56.7%で、併用しているユーザーは4.4%だった。

 主要スマートフォンアプリの利用状況では、Googleの利用者が85.8%と最多で、Yahoo!が79.6%でそれに続いた。LINEの61.7%で3位となり、2012年11月の調査から9.5ポイント増えた。4位は通信事業者のポータルサイト(57.2%)で、5位は44.3%のFacebookとなった。

 なお、利用回数では、LINEやTwitterが高い結果となった。

 タブレット端末の利用者は全体の16.2%で、男性40代が22.1%と利用比率が高かった。また、スマートフォン利用者のタブレット端末利用率は21.8%、フィーチャーフォンの利用者では11.9%だった。

 スマートフォン利用者のパソコン併用率は73.9%、スマートフォンとパソコン、タブレット端末の併用率は17.6%となった。3つの併用する利用者は男性30代以上が中心。

 スマートフォンのみの利用者は女性の比率が高く、とくに主婦の利用率が高い結果となった。男性のスマートフォンとパソコン、タブレット端末の併用社は技術系の会社員の割合が高い。

 スマートフォンの利用者のネットショッピング利用状況は、スマートフォンからの購入は、スマートフォンのみを利用しているユーザーが突出して高く60.4%となった。併用者はパソコンでの購入の割合が高い。

 このほか、フィーチャーフォンによるネット利用率は、女性15~19歳が63.6%と高かった。フィーチャーフォン利用者のスマートフォン購入意向は、「ぜひ購入したい」が8.6%、「まあ購入したい」が28%となる一方、「まったく購入したくない
」が15.6%、「あまり購入したくない」が23%となった。

 スマートフォンを購入したくない層の中でも、タブレット端末の利用状況は利用者が10.9%、利用意向者は15.8%となった。

津田 啓夢