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ゼンリンの「いつもNAVI」自動車ナビの精度向上

ゼンリンの「いつもNAVI」自動車ナビの精度向上

 ゼンリンデータコムは、Android向けナビゲーションサービス「いつもNAVI」をバージョンアップした。自動車ナビゲーションの精度向上などが図られている。

 今回、バージョンアップしたのは、auとソフトバンクのAndroidスマートフォン向け「いつもNAVI」と、ドコモ向けの「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」。これまで自動車でのナビゲーションでは、建物がある“代表点”と呼ばれる地点から、最も近い道路へのルート案内となっていたため、場合によっては入口周辺ではなく、建物の裏手にあたる地点へ案内されることもあった。一方、新バージョンでは、建物の入口から最も近い道路までのルートを案内するようになる。これにより、ナビが目的地に到着した、と案内した場合、目的地の入口付近に到着することになり、到着後、迷わずに訪問できることになる。

 こうした“建物の入口”のデータは、ゼンリンデータコムの親会社であるゼンリンが、全国各地にスタッフを派遣して調査したもの。当初は、政令指定都市や都道府県庁所在地でのナビで利用でき、その他のエリアも順次対応していく。

 なおiOS向けサービスでの本機能について、ゼンリンデータコムでは、今後提供を検討していくとしている。

左:従来の案内、右:新機能による案内

関口 聖