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700MHz帯の移行促進、ドコモ、au、イー・モバイルらが推進団体

700MHz帯の移行促進、ドコモ、au、イー・モバイルらが推進団体

 NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、イー・アクセスの4社は、700MHz帯を現在利用する事業者の移行を促すための推進団体「一般社団法人700MHz利用推進協会」を設立した。

 総務省の周波数再編により、再編後の700MHz帯はNTTドコモ、KDDIと沖縄セルラー、イー・アクセスの4社に割り当てられることが決まった。なお、先にソフトバンクモバイルは900MHz帯を獲得し、運用を開始している。

 700MHz利用推進協会では、認定4社が協力して、現在700MHz帯を利用しているFPUや特定のラジオ用マイクなどの周波数の移行を推進する。FPUとはテレビ用の無線中継装置のこと。

 また、700MHz帯の基地局を運用することで、地上デジタルテレビ放送の受信障害が発生する可能性があるため、受信障害の防止や発生した場合の解消措置などにも協力してあたる。

 団体の正会員は、ドコモとKDDI、イー・アクセスの3社。賛助会員として、放送機器メーカーの池上通信機、放送システムベンダーのNHKアイテック、NEC、パナソニックシステムネットワーク、日立国際電気、音響機器のオーディオテクニカやシュア・ジャパン・リミテッドなどが参加する。

津田 啓夢