シンプルな外観にこだわりのデザイン「Optimus LIFE L-02E」


 「Optimus LIFE L-02E」は、物体をスライスしたイメージを核に、外観デザインやアイコンなどのデザインにこだわったLGエレクトロニクス製のAndroidスマートフォン。withシリーズに位置付けられ、11~12月に発売される。2年契約などの各種割引制度を適用させた場合、実質販売価格は2万円前後となる見込み。


 

 「Optimus LIFE L-02E」は、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏がデザインの監修を行うモデル。テーマは日常の断片「Slice of Life」とし、素材をスライスしたイメージと色の再現で「carrot orange」「melon blue」「mozzarella white」の3色がラインナップされる。飽きの来ない、シンプルかつ左右対称(シンメトリー)なデザインを採用するのも特徴となっている。

 アイコンや壁紙、ウィジェット、サウンドコンテンツなどは「テーマ」という単位でまとめられており、設定画面から切り換えが可能。いずれのテーマも、各カラーの世界感に合わせてデザインされている。なお、ボディカラーに応じて、工場出荷時点でのデフォルト設定テーマを変えるという配慮も行っている。

 製品のパッケージも、ボディカラーに合わせたものが採用される。加えて、付属の卓上ホルダーと予備バッテリー充電用チャージャーのいずれとも、ボディカラーに合わせたデザインのものが用意される。予備バッテリーもパッケージに同梱される。

 ハードウェア的には、2012年夏モデルである「Optimus it L-05D」の直系機種と位置付けられている。画面は大型化し、約4.5インチ、HD(720×1280ドット)表示のTFT液晶となった。バッテリーの容量も2100mAhに増加しているが、本体サイズや重量は増している。

 その他の機能面では、NOTTVを新たにサポートした。防水、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信の各機能にも引き続き対応する。

 なお、L-02Eは日本国内向け販売を主眼に置いたモデルであり、グローバルモデルとしての展開は予定されていない。このため、ソフトウェア面でも日本市場への最適化を積極的に実施。一例として、文字のテンキー入力時に、画面左側縦1列に記号や絵文字の使用履歴を常時表示するようにした。


 メインカメラは820万画素の裏面照射型CMOSタイプで、各種の撮影サポート機能を内蔵。シャッターを押す1秒前まで遡って撮影される「タイムキャッチショット」や、動画録画中の静止画撮影機能などが利用できる。画面をキャプチャーして手書きのメモがとれる「ワンタッチメモ」などLG製端末独自の機能も多数盛り込まれる。

 なお、インカメラは140万画素CMOS。自分撮りをする女性からの声が多く集まったことから、美白やシミ隠しのための画像処理機能も追加している。

 OSはAndroid 4.0。なお、Android 4.1へのアップデートはドコモとして推進する方針とのこだが、L-02Eについては、現状での実施可否やスケジュールなどについて明らかにしていない。

 チップセットは「MSM8960」で、1.5GHz駆動のデュアルコア。ストレージは8GB、メモリは1GB。miniUIMカードを採用する。GPS、GSM、Wi-Fi、テザリング、Bluetooth 4.0+BLE、エリアメールに対応する。NFC、DLNA、おくだけ充電には非対応。

 Xiでは、2012年11月から順次エリア拡大予定の下り最大約100Mbps通信をサポートする。上りは最大約37.5Mbpsに対応。3G通信は下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbps。

 大きさは約132×66×9.9mmで、重さは約145g。連続待受時間はLTE時が約330時間、3G時が約420時間、GSM時が約350時間。連続通話時間は3G時が500分、GSM時で490分。ボディカラーはcarrot orange、melon blue、mozzarella whiteの3色。

 




(森田 秀一/太田 亮三)

2012/10/11 11:36