ソフトバンク、「Softbank 4G」対応スマホ向け料金施策など発表

　ソフトバンクモバイルは、「Softbank 4G」（AXGP）方式に対応したAndroidスマートフォンを発表した。これに伴って、料金プランやキャンペーン施策なども発表された。

■料金プラン、パケット通信オプション、通信制限

　「Softbank 4G」対応のスマートフォンは、iPhone 5向けに提供されている「SoftBank 4G LTE」向け料金メニューと同等となる。料金プランは、月額980円～の「ホワイトプラン」を筆頭に、「標準プラン」（月額1960円～）や「タイプXにねん」（月額780円～）、「タイプX」（月額1560円～）が用意される。また、インターネット接続サービスはS!ベーシックパック（月額315円）が適用される。

　パケット通信では、パケット定額サービス「パケットし放題フラット for 4G」（月額5985円）と、2段階制のパケット定額サービス「パケットし放題 for 4G」（月額2100円～6510円）が用意される。「パケットし放題 for 4G」のパケット通信単価は1パケット（128Byte）あたり0.0525円となる。

　ソフトバンクでは、「4Gスマホスタートキャンペーン」を展開し、パケット定額サービスの割引を実施する。2012年12月31日までに「パケットし放題フラット for 4G」に加入すると、通常月額5985円の通信料金が24カ月間に渡り月額5460円になる。

　なお、毎月のデータ通信量が7GBを超えると、請求月末までの通信速度が最大128kbpsに制限される。この通信制限は、2GB毎に2625円支払えば解除できる。また、他のスマートフォンやフィーチャーフォンと同様に、直近3日間の通信量が1GBを超えると、混雑時に通信制限を受ける場合がある。

■テザリングなどオプションサービス

　今回発表された「SoftBank 4G」対応スマートフォンは、モバイルWi-FiルーターやUSB接続の通信端末のように利用できる「テザリング」機能に対応している。12月15日以降に順次提供が開始される予定。

　利用料は月額525円となる。ただし、前述した「4Gスマホスタートキャンペーン」を適用すると、このオプションサービスの利用料は24カ月間、無料となる。24カ月経過後、通信速度制限のデータ量は7GBから7.5GBに拡張される。

　さらに、「24時間通話定額オプション」（月額500円）も用意され、2013年1月15日より提供される。このオプションサービスでは、ソフトバンク携帯電話への国内通話料が24時間無料となる。

　また、ソフトバンクが指定する固定通信サービスと「SoftBank 4G」対応スマートフォンをセット利用するとスマートフォンのパケット料金が割引される「4G/LTEスマホBB割」も提供される。

　12月31日までに申し込むと、最大2年間、スマートフォンのパケット通信料金が1480円引きになる。3年目以降は毎月980円引き。「パケットし放題フラット for 4G」に加入する必要がある。

　このほか、「4G/LTEスマホ家族キャンペーン」も展開される。このキャンペーンでは、iPhone 4やiPhone 4Sから「SoftBank 4G」対応スマートフォンに機種変更し、それまで利用していたiPhoneを家族が新規またはMNPで利用する場合、家族のiPhoneのパケット通信料が、24カ月間に渡って月額1980円になる。0円～4980円の段階制のパケット定額オプションも利用できる。