ドコモの「ケータイ補償お届けサービス」、継続時の特典変更


 NTTドコモは、月額利用料を支払うことで、携帯電話の故障時には割安な料金で端末を交換できるサービス「ケータイ補償お届けサービス」の継続特典を11月1日に変更する。これにより、一定条件を満たしたユーザーに対して2年後に割り当てられるドコモポイントが従来の半分になる。

 「ケータイ補償お届けサービス」は、携帯電話が水に濡れたり、紛失したりした場合など、ドコモへ連絡すると同一機種・同一カラーの携帯電話(リフレッシュ品)をユーザーに届けるサービス。9月25日時点で、契約数は3660万件に達している。毎月、機種に応じた料金(294円、399円)と、交換時に1回目5250円、2回目8400円かかる。機種変更時に過去2年以上、同一機種を使いつつ、特典を利用せず、なおかつ継続して同サービスを契約していると、一定のドコモポイントが付与される。

 今回の変更では、継続して「ケータイ補償お届けサービス」を利用する場合のポイント付与数が減ることになった。ポイント付与の条件を満たしていると、サービス改定前の2012年10月31日までに「ケータイ補償お届けサービス」を契約している場合、2014年10月31日までに機種変更を行うと、2000ポイントが付与されるが、同日以降の機種変更では1000ポイントと、半分になる。また11月1日以降に契約し、2年後の2014年11月1日以降の機種変更の場合も1000ポイントの付与となる。

 付与するポイントを減らす理由について、ドコモでは、スマートフォンの高機能化で、端末コストが上昇していることを挙げる。これは修理時の費用増にも繋がるものだが、同社では「それでもケータイ補償お届けサービスの月額利用料、あるいは補償時の負担額は値上げしたくないと考えた。そこで、今回、特典を見直すことにした」と説明。。端末の故障時に今後も安心して補償サービスを利用できる体制を維持するための特典変更としている。

(関口 聖)

2012/9/28 12:23