ソフトバンク、「iPhone 5」145台の盗難被害などを報告


 ソフトバンクモバイルは、9月21日未明に大阪を中心とした販売代理店4店舗で発生した盗難事件について、被害状況を明らかにした。端末に加えて、予約時の書類も盗難の被害にあっていたことが明らかになっている。

 今回発生した盗難事件は、「iPhone 5」発売当日の9月21日未明に、iPhone 5など合計206台の端末、149件の予約書類が盗まれたというもの。被害にあった店舗はソフトバンクモバイルの販売代理店で、ソフトバンク 九条、大久保インター、高槻市役所前、浜甲子園の4店舗。ソフトバンク 九条の被害が最も大きく、端末116台、書類147件が盗難被害にあっている。

 4店舗合計で206台の端末が盗まれ、内訳はiPhone 5が145台、モバイルWi-Fiルーターが41台、デジタルフォトフレームが14台、みまもりケータイが5台、iPhone 4Sデモ機が1台となっている。

 予約時の書類は合計で149件が盗まれ、これには住所、氏名、生年月日、電話番号が含まれる。また11件には銀行口座番号の記載が含まれている。対象のユーザーには報告とお詫びをしたとしている。

 被害にあった各店舗には防犯システムが整備されていたほか、盗難にあった端末や書類の保管場所は施錠されていた。各販売代理店からは被害届が提出されている。端末と書類は見つかっていないが、書類に記載の個人情報が悪用された事実は確認されていないという。ソフトバンクでは、販売代理店の全店舗に対し防犯と情報管理体制の一層の強化を指示したとしている。

 




(太田 亮三)

2012/9/24 15:24