Vivienne Westwoodとのコラボも、「AQUOS PHONE si SH-01E」

　「AQUOS PHONE si SH-01E」は、4.1インチディスプレイや1210万画素カメラを搭載する、シャープ製のAndroidスマートフォン。Xiに対応する。10月発売予定で、2年契約など各種割引制度適用時の販売価格は実質1万円台半ばとなる見込み。

　ドコモの「with」シリーズに位置付けられるモデル。「Just Fit Size」というコンセプトを掲げ、使いやすさとハイスペックの両立を目指した。本体の横幅を59mmに抑えることで、手の小さなユーザーでも容易に片手持ちを行える。おもに女性の使用を想定した端末だが、白基調のカラーバリエーション用意するなど、コンパクトなスマートフォンを求める男性層にもアピールしていく。なお、製品名の「si」には、「スマート」「スタイリッシュ」「スリム」といった複数の意味を込めたという。

　Android OSのバージョンは4.0。ドコモ向け端末で幅広く採用されているホーム画面インターフェイス「Palette UI」に加え、シャープ独自開発のインターフェイス「Feel UX」を搭載しており、ユーザー側で任意に選択できる。Feel UXは、アプリやウィジェットの一覧を左右フリック操作で切り換える「3ラインホーム」という方式を導入している。このほか、タッチ操作をより滑らかにする技術「ダイレクトトラッキング技術」をはじめ、「エコ技」「文辞技」「クイックツールボックス」などが、他のシャープ製端末と同様に採用されている。

■4.1インチディスプレイ、1210万画素カメラ

　メインディスプレイは、4.1インチの高透過CG Silicon液晶（540×960ドット、1677万色表示）。フラッグシップ級の端末では4.5インチ前後のディスプレイを採用するケースが多いものの、やや小ぶりにすることで持ちやすさを追求した。また、狭額縁化が進展し、本体正面がまるまるディスプレイに見えることから「フルディスプレイデザイン」の呼称も用いている。

　映像の高画質化技術としては「SVエンジン3」を採用。屋外での画面視認性を高めるリフレクトバリアパネル、アウトドアビューなどの各種技術にも対応している。

　カメラは裏面照射型CMOSセンサーの1210万画素カメラで、画像処理エンジンの「ProPix」を搭載する。HDR撮影、連続撮影などが可能で、手軽な動画編集およびソーシャルサービスへの投稿も行える。また、FeeL UX設定時は「ON速起動」により、スピーディなカメラ起動が可能。なお、自分撮り用の内側カメラは約32万画素CMOSタイプ。

■デュアルコアCPU、16GBストレージ内蔵

　Xi対応で、下り37.5Mbps、上り12.5Mbpsで通信可能（一部エリアでは下り75Mbps、上り25Mbps）。CPUは1.5GHz・デュアルコア駆動の「MSM8960」。ROM（ストレージ）は16GB、RAMは1GBとなっている。また、外部メモリーとしてmicroSDXCカード（最大64GBまで）をサポートする。バッテリー容量は1660mAh。

　このほか、防水（IPX5/IPX7）および防塵（IP5X）、ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイ、Bluetooth 3.0などに対応する。ただし、ワンセグの視聴・録画時には、別途付属する外部アンテナケーブルが必要となる。なお、NOTTVや「おくだけ充電」には非対応。

　製品には専用卓上ホルダ（充電台）が付属する。「Dock to Play」は、充電と同時に横画面で、ワンセグ録画、Blu-rayレコーダーの録画、YouTubeの新着動画といった最新情報取得して表示する。

　本体サイズは約116×59×9.9mm、重さは約115g。連続待受時間（静止時）はLTEの場合約270時間、3Gで約430時間、GSMで約350時間。連続通話時間は3G時で約370分、GSM時で約450分。ボディカラーはPinkとWhite。