京都のバス停や地下鉄に「au Wi-Fi SPOT」


 KDDIは、京都市交通局の市営バス停留所、地下鉄の駅構内に公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」のアクセスポイントを設置する。また京都市内のセブン-イレブン店頭にも同サービスのアクセスポイントが用意される。8月中旬より順次、提供され、今年度末までに約480カ所で展開する。

 京都市では、市内の公共施設やバス停、コンビニエンスストアなどに公衆無線LANサービスを展開する「京都どこでもインターネット」事業の開始に向けて準備を進めている。特に外国人観光客が気軽に京都の観光情報へアクセスする際、割高なローミングによる通信料金を気にせず、Wi-Fi経由で利用できるよう整備される。同事業では必要経費(機器設置費用、運営費用、問い合わせ対応など)は整備運用事業者、つまりKDDIが負担する。

 KDDIは、公募によって同事業の整備運用事業者に選ばれており、今回、京都市のWi-Fiスポットと同じ設備で、「au Wi-Fi SPOT」のサービスが提供されることになった。auユーザーであれば、普段の使い方のまま、観光中にWi-Fiでの通信が利用できるようになる。なお、公共施設における「京都どこでもインターネット」のアクセスポイントは、別事業者が担当する。

 設置される場所は、バス停(通電タイプ)約350カ所、セブン-イレブン約130店舗。2013年度からは地下鉄全駅(31駅)でも利用できるようになる。利用できる場所では「KYOTO_WiFi」のステッカーが貼られる。

UQ、京都市営地下鉄の駅構内でサービス提供

 UQコミュニケーションズは、同じく京都市の公衆無線LANサービス整備事業に参画。その一環として、2013年度から利用できるよう、京都市営地下鉄の駅ホーム、改札付近でWiMAXのエリア整備を行う。

(関口 聖)

2012/7/4 15:07