九州北部の大雨災害、携帯事業者が支援措置

　KDDIとソフトバンクモバイルは、大分県を中心とした大雨被害に伴う支援策を発表した。対象となるのは災害救助法が適用された大分県日田市となる。

　KDDIでは、被災地の利用者に対して、au携帯電話やau one net ADSLの窓口支払いについて、7月請求分の支払い期限を8月31日まで延期する。また、au one net ADSLについては、サービスが利用できなかった場合に、ユーザーの申し出に応じて月額料金や付加サービスの減額を行う。このほか、7月3日～31日の期間、九州地方のauショップやPiPitにおいて大雨によって破損・故障した携帯電話の修理費用を一部軽減する。

　ソフトバンクモバイルについても、携帯電話サービスの窓口払いにおいて、6月利用分の期限を1カ月延長する。また、破損や水漏れ、紛失により携帯電話の交換を希望する場合、交換費用を一部機種は無償で、そのほかの機種は費用を減免する。

　KDDI、ソフトバンクモバイルともに、災害復興を行う地方自治体や公的機関、NPO法人などに対して携帯電話の無償貸し出しおよび充電器の提供を行う。

【追記　2012年7月4日15:30】
　NTTドコモは、大分県日田市を対象とした支援措置を発表した。他社と同様に、7月請求分の窓口払いの携帯電話料金については、8月31日まで延期する。7月3日～31日にかけて、対象地域のユーザーを対象に破損・故障した携帯電話の修理代金を減額する。さらに、地方自治体などに対して携帯電話や充電器を貸し出しする。